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M.INOMATAの特養施設長ブログ!

こんにちは!
特別養護老人ホームで施設長をしているM.INOMATAです!
日常のふとした出来事や時には堅苦しいことまで・・その時、その瞬間をお立ち寄り下さった皆さんと共有できたらと思っております!
それでは宜しくお願いします☆

 本日はグリーンハイム荒川と南千住6丁目の同町会で近隣にある、都立荒川工業高等学校(以下、荒工)の卒業式でした。荒工とはグリーンハイムが平成元年に開設以来、南千住6丁目の同町会のよしみとして、今日まで交流を紡いでいます(交流内容については別の機会にふれたいと思います)。そのような関係があり、卒業式に来賓として出席をさせていただきました。


 式次第をせんえつながら壇上の高いところから拝見しました。卒業生の138名他、在校生、保護者、教職員が会場の体育館を埋め式次第が始まりました。すると空気感が変わり「厳粛な雰囲気」が会場を包み込み、自分自身も含めて背筋がピンとする様が伝わってきました。久しく味わっていない実感でした。

 式次第は適度な緊張感を保ちつつ粛々と進み、生徒たちは卒業生も在校生も80分間最後まで真剣そのものでした。


 偉そうにという意味ではなく、 物事を高い所から俯瞰して見ると、今まで見えなかった事や感じられなかったという、あらたな発見があるものだと感じた次第です。

 

 卒業生の6割は電気系専門校の技術等をいかして就職するとのことです。


「難有り」を「有難い」に変える。先日、ある研修で学んだ有難い言葉です。

互いに頑張りましょう!! 




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先週の土曜日、東京都社会福祉協議会のセンター部会のショートステイあり方検討委員会(東社協の部会についてはまた機会をみて掲載します)主催の研修会が東京都北区の「北とぴあ」という場所で開催されました。

介護業界きってのブロガーとして、また「人を語らずして介護を語るな」シリーズの著者として有名な、「masaさん」こと北海道の特別養護老人ホーム施設長の菊地雅洋さんの講演会が行われたのです。


ブログ内容は激辛批評と評されているようで当然賛否両論もあるのでしょうが、私自身は腑に落ちる事が多く、「そうだよなぁ…」とひとりほくそ笑む事も少なくありません。という事でmasaさんファンでもありとても楽しみにしていた研修会だったのですが…当日は施設事情にて断念…


そんなおり、私の上司で部会の役員でもあるholyさんから、「打ち上げを田町でやるんだけど、大丈夫?」といいう連絡があり、嬉々として夜間の部より出かけていった次第です。


当日は北風が吹き荒れとても寒い夜でしたが、masaさんを囲みおかげさまで「熱い夜」を過ごすことができました。どうもありがとうございました。


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タイトルの「誰かの赤い花になるために」は本日の研修会第2部のキーワードでもあり、「人を語らずして介護を語るな」シリーズファイナルのサブタイトルにもなっているキーワードです。


*グリーンハイム荒川の気鋭の特養相談員kouさんは王子講演だけでなく、前日の福生講演も参加しています。レポートはこちらをご覧ください。

http://ameblo.jp/koubright

「ぎんなん」はグリーンハイム荒川の広報誌の名称で現在は年3回発行しています。

施設開設の時から正面玄関前に鎮座しグリーンハイムを見守ってくれているのです。

2013年3月発行予定の「ぎんなん51号」の施設長あいさつ文を一足先に紹介します。


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介護保険サービスは「たとえ介護が必要となっても、その人がその人らしく尊厳を持って日常生活を過ごすことができる」ということを大きな目的として提供されます。このサービスの提供は介護保険法とそれに基づくルールを遵守し、遂行されなければなりません。

厚生労働省の社会保障審議会介護保険部会という諮問機関で、介護保険法改正に向けた議論が1月より開始されています。2014年の通常国会に改正法案を提出し、翌15年度の施行を目標とするとの事です。

介護保険法は「地域包括ケアの構築~重度な要介護状態となっても、住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続ける事ができるようになる」という考え方を基本とした改正法案が124月に施行されました。まだ改正されたばかりなのに…と思う方も少なくないのではないでしょうか。実際は介護保険部会に限らず、私たちにとって重要な事柄が計画された期限に向けて粛々と話し合われていきます。

この中で介護分野の課題として「地域包括ケアの構築」と「介護保険制度の持続可能性の確保」という2点があげられています。世界に類を見ない高齢化社会を迎えている我が国において、この理想(目標)と現実(増大する介護費にかかる財源確保や介護職員の人材確保と育成等)といえるこの課題に私たちはどのように向き合っていくのか…真剣に考えなければなりません。

また、昨今「無縁社会」、「孤独(孤立)死」という身につまされる言葉で表現される出来事がクローズアップされています。この事実は制度の光が及ばない影の部分といえます。自分の事は自分で「自助」も勿論大切ですが、互いに助け合い共に生きる「互助」「共助」という力を育む『地域力』が地域包括ケア構築の実現に向けて求められているのではないでしょうか。

「勝手に決めた」とか「知らなかった」等と文句を言われないように(?)、このような法案を決める過程においては広く国民から意見募集(パブリックコメント)も行われます。今後も議論の動向には関心を払い続けるとともに、地域の方々や施設のご利用者・ご家族等のニーズに見合ったものになるように、また様々なリアルな生活課題等が少しでも改善できるような仕組みになるように、職務に努めていきたいと思います。