ブログ自体は久々になってしまいましたが、久々のMNG(my new gear)をしたので記録しておこうかなと。
たまにしかブログは書かないので長文です。
アメリカのギターメーカーKiesel Guitarsでカスタムオーダーをしました。
↓の写真は、左が購入時にサイトで見られるギタービルダーの完成イメージで、右側が実際に届いたギターになります。
当然木材には個体差があるので木目や色味は多少違いますが概ね近い感じかなと思います。
現時点で7弦ギターは、MusicManのJP7やMayonesのRegiusを持っているので、必要に迫られてという訳ではないのですが、購入した理由は結婚10年目の記念にという感じです。
仕様は演奏面も考慮してカスタマイズしたので、これからはPapilio Effectusでメインとして使っていこうと思ってます。
なんか記念に便乗してギター買っただけと言えばそれまでなのですが、見た目の感じや色などを考えたりパーツをパートナーと一緒に選んだりするのは意外と楽しかったりします。皆さんにもお勧めします。
Black Fridayが終わった年末から年始にかけて検討をして、天赦日と一粒万倍日が重なる最強・最高の開運日とされている1/11にオーダー。この頃にした他の理由は、円安傾向があったのでこの後だともっと高くなりそうというのと、Black Friday後で納期がだいぶかかるみたいで、タイミングを見計らってても10周年期間終わっちゃうしなと。
ちなみに私は吉日とか○○日とか全然詳しくないです。
その2.ギターの金額など
以前から次のギターを買うならモダンなテレキャス風なのが欲しいなと思っていて、FujigenのJ-Standardテレキャスタイプもいいなと思っていたのですが、色が白黒しかないしピックアップもアクティブなので、他でテレキャスタイプをオーダーできるところを探していたわけです。テレキャスと言えど7弦で24Fは必要なので市販品は選択肢はあまりなく、それならオーダーしてしまえ的な感じです。
で、ギターはSoloというモデルの7弦で、基本価格は$1,419でした。
最終的にはオプションをかなり盛ったので、結局輸送費を除いて$2,754になりました。
支払い時(2022年1月)のレートで316,710円(1ドル=115円)、今(2022年6月)だと369,0360円(1ドル=134円)なので円安で5万円くらいの差がありますね。
私は円安は進むと判断して、オーダーした際に一括で払ってしまいました。
それでももっと昔に買ってたら木材の高騰とかの前で全然安かったんだろうなと思います。
Mayonesとかも日本に入ってきたばかりの時は20万円台で買えた記憶がありましたが、今は40万円とかしますしね。
ちなみになんでsoloというモデル名なのだろうと思ったら、Vice PresidentのJeff Kiesel氏がスターウォーズマニアらしく、ハン・ソロから名前を取ったようです。VaderやLeiaってモデルもあります。
発送時には「Your S7H guitar is ready to ship.」ってメールが来たので「S7H」がモデル名なのか?そもそも「H」って何を意味しているのか不明であったりします(誰か教えてください)。
Kieselはセミオーダーとしては安い部類ですがオプション追加しまくって日本円だと30万超えてるので決して安くはないですね。
(以前はもっと安かったようです)
上述のJP7やRegiusはもっと良いお値段したので感覚は麻痺してます。
ただ今回は、「迷う理由が値段なら買え。買う理由が値段ならやめとけ」という言葉の通り躊躇したのが値段だけだったので思い切ってオーダーしてみました。
その3.ギターのスペック
盛ったオプションを参考で書いておくと(課金オプションのみ記載)
- Stainless Jumbo Frets:$30
- Kiesel Illusionist Passive Bridge Pickup:$20
- Flamed Maple Headstock Overlay:$50
- Translucent Sapphire Blue:$50
- Rear of Body Natural Clear:$50
- Luminlay Inlay Material:$75
- 5-Piece Maple Neck w/ 2 Purple Heart Stripes:$250
- Dunlop Straplocks:$30
- Flamed Maple Top:$250
- California Burst:$50
- Birdseye Maple Fingerboard:$60
- Brushed Gold Pickup Covers:$70
- 7-String Pointed Headstock 4+3:$20
- Painted Headstock:$50
- Gold Hardware:$100
- Mahogany Body:$100
- Engraved Truss Rod Cover Black:$20
- Thinner Neck Profile:$60
※ちなみに無料オプションですがRadius(指板のR)は「20R=508mm」にしました。
IbanezとかMayonesより指板は平らです。
その4.到着までの日数
オーダーにかかった日数を時系列でまとめると
1/11:オーダー
1/13:トラスロッドカバーに刻印する文字の確認がきた
~特に経過の連絡はない~←連絡ないのは知っていた
6/3:Fedexから発送通知
6/10:受け取り
KieselのFacebookやインスタで完成した際に写真が載ることがあるらしいのですが、私の場合は載りませんでした。
その5.使ってみた感想
ネックを薄くするオプションを付けましたが、自分がメインで使っているMusicMan JP7やMayones Regiusと比べるとまだ厚い感じがします。ただ弾きにくいとかはないので問題ないかなと思っています。
私の場合クラシカルスタイルで弾いていて握り込むことはほぼないので、それで太さはあまり気にならないのかもしれません(7弦の場合親指で弦を押さえるとかないでしょうし)。
音もネック(メイプルネック&バーズアイメイプル指板)とかフレット(ステンレスジャンボ)にありがちと言われるジャリジャリしか感じもないので、良い音だと思います。
こうだったら良かったなと思う点は、
- ピックアップセレクターはネックに平行なので少し斜めだと使いやすい(慣れの問題)
- ボディ裏のカット具合のせいか自分がテレキャスタイプに慣れてないだけなのか、座って弾くとボディ裏があたって胸が痛くなります。これは胸にあたるところに薄いクッションを当てようと思ってます。
- オプションで追加したDunlopのStraplocksが他の自分のギターに付けているSCHALLERのと大きさが異なりストラップを使いまわしできないのでこれはオプション追加せずに自分で交換した方が良かったかもと思っています。
その6.最後に
誰得なのか分かりませんが、紹介動画を作ってみたので貼っておきます。
最後の方で全スペックの紹介と共にKiesel Solo7、MusicMan JP7とMayones Regiusとを弾き比べています。
Kieselは弦高結構下げられるなと思った結果下げ過ぎて、動画では少しフレットに当たってる音がしてます(セッティングを戻せばもう少し音が太くミュートのキレも出てくると思います)。
2022年7月追記
実際にバンドのリハーサルで使ってみたところ音の感じが弱いなあと感じピックアップを交換しました。
フロント:Kiesel Lithium → DiMarzio Titan 7
リア:Kiesel Illusionist → DiMarzio Titan 7
※どっちもゴールドカバーなので見た目は全く変わりません。
ちなみにTitan 7はMayones Regiusにも付けています。
2022年9月追記
先日Kisel Guitarsのユーザー会的なオフ会に参加した時の弾き比べ動画がアップされてました。
演奏&動画作成は、小指破雷のケントくん(@kentoss_guitar)です。