おはようございます。
2014年1月11日(土)です。
現在私は、佐賀県武雄市でお仕事中です。
武雄看護リハビリテーション学校にPTOT国家試験対策集中特訓セミナー(ペア学習)に来ています。
国家試験本番まであと43日。
この約40日間を有効に活用し必ず合格できるための必勝法を指導に来ています。
学生さんも真剣勝負です。
皆さん良い顔をしています。
後ほどその様子はお知らせ致します。

さて、本日は1月11日で、「鏡開き」ですね。
「鏡開き」は正月に年神様に供えた鏡餅を雑煮や汁粉にして食べ、一家の円満を願う行事です。
武家社会の風習だったものが一般化したものだそうですよ。
刃物で切るのは切腹を連想させるため、手や木鎚で割ったり、砕いたりしたそうです。
また「切る」という言葉をさけて、「開く」という縁起の良い言葉を使っているのも言葉の持つイメージを大切にしていますよね。

当国試塾リハビリアカデミーでは、本日は塾がありませんので、昨日「鏡開き」しました。
おぜんざいを作って、塾生全員で頂きました。
塾生達も全員「国家試験合格」を祈念して、食べてくれました。
これで「全員合格間違いなし」です。
是非、皆さんも、本日は「鏡開き」でぜんざいを頂いてくださいね。

では、本日の第49回PTOT国家試験の解答解説を致します。
OT専門分野の午後野問題34(嚥下障害に関する問題)を解説致します。

OT48-PM34
嚥下障害に対するShaker(シャキア)法の効果で正しいのはどれか。
1. 認知機能改善
2. 咀嚼力改善
3. 口腔送り込み改善
4. 喉頭挙上改善
5. 食道蠕動改善

では、解説致します。
嚥下障害に対応するリハビリテーション訓練としては・・・
①直接法(直接的嚥下訓練法)
②間接法(間接的嚥下訓練法)
の2種類があります。
①直接法(直接的嚥下訓練法)=直接食物を口に含ませ、実際に嚥下をすることで学習していく方法
②間接法(間接的嚥下訓練法)=食物を嚥下するのではなく、嚥下に関わる種々の機能を自動or他動で動かす・刺激を入れるという方法です。

今回、設問されている「Shaker(シャキア)法」は②間接法(間接的嚥下訓練法)の一種になります。(下図参照)




<Shaker(シャキア)法>
①持続上げ=仰臥位で肩を床につけたまま、頭だけをつま先が見えるまでできるだけ高く上げる
②頭部を1分間持続的に上げた後1分間休む
③これを3回繰り返す
④反復挙上運動=仰臥位で30回連続して頭部を上げ下げする
⑤これを1日3回6週間継続

以上のことから解るように、頭部を挙上することで喉頭部を挙上すると言う運動を行わせているのです。
と言うことで、正解は「4. 喉頭挙上改善」です。

一度ご自分で実践してみてください。
「飲み込む瞬間の「ゴックン」時に喉頭部が挙上する」を頭部を挙上することで再学習しようとする方法であることを実践で感じ取っていただけると、すぐに解ると思います。
では、本日もどうぞ宜しくお願い致します。