おはようございます。
2013年12月12日(木曜日)です。
本日のお天気は「曇り」です。
今月に入ってからのお天気は、朝は「ドンヨリとした曇り」で始まりますが、午後になると意外と「晴れ」てくることが多いです。
今朝のお天気も「ドンヨリとした曇り」。
冬の空って感じです。
本日の国試塾リハビリアカデミーは午前午後は、国試塾リハビリアカデミー主催の「全国模擬試験」です。
朝9時から塾生達が集まってきています。
塾生達はもう慣れたものと思っていたら、以外と「ドキドキ」しているそうで、徐々に本番が近づいてきている、と感じているそうです。
勉強をすればするほど、国家試験の内容の「濃さ、難しさ」を痛感するそうで、その「ドキドキ感」は、昨年の気持ちとは全く違うとのこと。
「塾生達、みんな、いいぞ~~~!」と、私は心の中でつぶやいています。
その気持ちが本当に大切なのですね。

では、本日の第48回PTOT国家試験の解答解説ですが、OT専門分野の午後問題40について解説致します。

OT48-PM40
図に示す課題を含む検査はどれか。
(下図参照)




1. VPI職業興味検査
2. マイクロタワー法
3. 職業レディネステスト
4. 厚生労働省編一般職業適性検査
5. WCST(Wisconsin Card Sorting Test)

解説致します。
まず、下図の国家試験の図をご覧ください。
その上で、下図図の解説図を読んでみてくださいね。






1.×:VPI職業興味検査
2.×:マイクロタワー法
3.×:職業レディネステスト
4.○:厚生労働省編一般職業適性検査(GATB:General Aptitude Test Battery)
多様な職業分野で仕事をする上で必要とされる「適性能」を測定する検査です。
15種類の下位検査(うち11種類が紙筆検査=筆記検査、4種類が器具検査)から次の9つの適性能が測定されます。
<評価基準>
 H:基準を満たしている
 m:基準をほぼ満たしている
 L:基準を満たしていない
国家試験に出題されている図は『P-形態知覚[Form Perception]』を検査するための図で、「同じ図柄を見つけ出す検査」で用いられる図です。
5.×:WCST(Wisconsin Card Sorting Test)

と言うことで、正解は「4. 厚生労働省編一般職業適性検査」です。

作業療法士の場合、特に精神系のOTの仕事の中に「職業支援」があります。
作業能力を見極め、その患者が社会に復帰する場合に、どのような仕事(作業)が可能かを判断し、その能力についてさらに作業効率を上げていくような作業療法プランを組み立てなければなりません。
その意味から、作業能力適性検査は大変重要なOT評価の項目になります。
OTの場合、評価項目が多岐にわたっていますので、学習する内容も、その分、多くなってきます。
過去の問題に出題されている範囲の評価項目に関しては、何の評価なのか?理解しておくことは、とても大切です。
さあ、頑張って学習致しましょう!

では、本日もどうぞ宜しくお願い致します。