おはようございます。
2013年10月8日(火)です。
本日の福岡は「台風」で市内の交通網はちょっとだけ乱れております。
猛威をふるう可能性があるくらいの大型台風と言うことで、JRはかなり乱れています。
塾生達も半数近くが遅れ気味。
10時30分くらいには、ほとんどの学生が集まりましたが、まだ数名遅れています。
今朝の台風情報では、進路が少しそれ始めているようで、直撃は免れたようですが、九州地方は台風の度に、被害を最小限にするような心配をしなければなりません。
今後の台風の進行方向を注意深く見守り体ですね。

では、本日の第48回PTOT国家試験の解答解説ですが、共通分野の午前の問題100を解説致します。

第48回PTOT国家試験 共通分野
午前 問題100
抗精神病薬を服用中の統合失調症患者。意識障害、37.5℃以上の発熱、発汗および身体のこわばりが出現した。
最も考えられるのはどれか。
1. アカシジア
2. 悪性症候群
3. 急性ジストニア
4. 遅発性ジスキネジア
5. 薬剤性Parkinson症候群

では、解説致します。
下の解説表をご覧ください。



$「国試塾リハビリアカデミー」中島塾長のブログ



1.×:アカシジア=錐体外路症状による静座(着座)不能(ソワソワ落ち着かない、じっとできない、動き回りたくなる)
2.〇:悪性症候群=抗精神病薬を服用による意識障害、 37.5℃以上の発熱、発汗および身体のこわばり
3.×:急性ジストニア=顔頸部の強いこわばり、頸部反張位、ひきつけ、けいれん、眼球上転など
4.×:遅発性ジスキネジア=口周辺・舌の異常な運動(口モグモグ)、舌のもつれ、手足が勝手に動く
5.×:薬剤性Parkinson症候群=ドーパミン拮抗作用のある薬剤(抗精神病薬、抗うつ薬、制吐薬)の副作用として起こる(ジスキネジア、アカシジアなど)不随意運動

以上のことから、正解は「2. 悪性症候群」です。

精神疾患に対する薬物療法に関しては、今回の様に「長期服用による副作用」が問題視されます。
その代表的な症状をしっかりと理解することが必要です。
この問題も出題の可能性が高い分野です。
是非完全理解をしましょうね。
では、本日もどうぞ宜しくお願い致します。