おはようございます。
2013年10月2日(水)です。
10月に入って2日目になります。
国試塾リハビリアカデミーでは、10月から新体制(新カリキュラム)で授業を進行します。
10月からは昼の部と夜の部の2部態勢です。
昼の部は「PT専門コース」「OT専門コース」が始まります。
また夜の部では「基礎医学」「臨床医学」の基礎固めコースです。
療法のコースを受講する学生も居れば、昼の部のみ、あるいは、夜の部のみと言う学生も居ます。
どちらにしても自分の不足している分野の知識の入れ込み操作を徹底的に実施することを学習の中心に据えて指導していきます。
5月からの前期登録学生さんも10月からの後期登録学生さんも、みんな一緒に全員合格を目指して、がんばりましょう!

では、本日の第48回PTOT国家試験の解答解説ですが、共通分野午前問題97を解説致します。

第48回PTOT国家試験 共通分野
午前 問題97
疾患と病変の組合せで正しいのはどれか。
1.Lewy小体型認知症――――白質の病変
2.Alzheimer型認知症―――大脳皮質の老人斑
3.血管性認知症――――――黒質の神経細胞脱落
4.大脳皮質基底核変性症――運動ニューロン病変
5.前頭側頭型認知症――――大脳皮質の腫大神経細胞

では、解説致します。
下の解説図をご覧ください。

$「国試塾リハビリアカデミー」中島塾長のブログ


1.×:Lewy小体型認知症=大脳と脳幹(中脳黒質)の神経細胞脱落(神経細胞体内にLewy小体が封入する)
2.〇:Alzheimer型認知症=大脳皮質の老人斑とAlzheimer線維の出現
3.×:血管性認知症=脳血管障害に伴う脳神経細胞・神経線維の崩壊
4.×:大脳皮質基底核変性症=前頭葉、頭頂葉を中心に大脳基底核の神経細胞・神経膠細胞にLewy小体の封入と大脳皮質の腫大神経細胞(ピック細胞)の出現
5.×:前頭側頭型認知症=前頭葉・側頭葉の神経細胞内にPick嗜銀球が封入する

以上のことから、正解は「2.Alzheimer型認知症―――大脳皮質の老人斑」です。

認知症に関する問題は、近年増加傾向にあります。
皆さんも是非しっかりと勉強してください。
では、本日もどうぞ宜しくお願い致します。