おはようございます。
2013年9月13日(金曜日)。
本日のお天気は「秋晴れ」です。
本日もとても気持ちの良い日差しが窓越しに入って来ます。
日々少しずつ涼しくなって来ていきますね。
朝起きる時に汗ばなくなって、ちょっと楽になりましたね。
ですので、本日も1日、張り切って行動しましょう。

では、本日の第49回PTOT国家試験の解答解説ですが、共通分野午後問題95です。

第49回PTOT国家試験 共通分野
午後 問題95
高齢者にみられる特徴はどれか。
1. 男性における前立腺の萎縮
2. 卵胞刺激ホルモンの低下
3. 歩行開始時の心拍数減少
4. 前角細胞数の減少
5. 立位時の骨盤前傾

では解説致します。


$「国試塾リハビリアカデミー」中島塾長のブログ



※高齢者にみられる特徴は・・・
1.×:男性=前立腺は肥大します
2.×:卵胞刺激ホルモン=増加します
3.×:歩行開始時の心拍数=増加します
4.〇:前角細胞数=減少します
5.×:立位時の骨盤=骨盤前傾の減少と円背傾向です

以上のことから、正解は「4. 前角細胞数の減少」です。
一般的に考えて想像してみたら、何となく理解できそうな問題ですが、「2. 卵胞刺激ホルモンの低下」に関しては減少しそうと考えてしまいませんか?

でもよく考えてください。
「卵胞刺激ホルモン」は下垂体から分泌される「性腺刺激ホルモン」なのです。
女性は閉経すると、卵胞から分泌される「卵胞ホルモン・黄体ホルモン」の分泌が激減します。
そのフィードバックにより、視床下部は「卵胞ホルモン・黄体ホルモンが不足している」と思い、「卵胞ホルモン・黄体ホルモン」を分泌させようとして、下垂体を刺激して「卵胞刺激ホルモン」をたくさん分泌させるのです。
ですから、高齢者になると「卵胞刺激ホルモン」歯増加するのです。
理屈をしっかりと理解すると「なるほど」と納得することが出来ます。
学習の基本は「理屈の理解」なのですね。
では、本日も一生懸命頑張りましょう。