おはようございます。
2013年9月12日(木曜日)です。
本日のお天気も「秋晴れの快晴」でとても気持ちがよいですね。
朝起きて窓を開けたとき、秋の風を感じるようになりましたね。
この9月の「秋晴れ」を感じると、日本の四季のすばらしさを感じます。
ゆっくりと日本の秋を感じる旅行に出かけることもステキです。
と、ここまで書いて、国試塾リハビリアカデミーではそうはいきません。
国試塾リハビリアカデミーにとっての秋は「勝負の秋」なのです。
いよいよここからが本番です。
10月からはギアチェンジして「学びのエンジン」を「ローからハイ」へ切り替えます。
さあ、本日も一緒に頑張って参りましょう。
では、本日の第48回PTOT国家試験の解答解説は、共通分野の午前問題95です。

第48回PTOT国家試験 共通分野
午前 問題95
老年症候群について誤っているのはどれか。
1. 虚弱な老人に特有の症候である。
2. ADLの阻害要因となる。
3. 活動性が低下しやすい。
4. 単一の原因で起こる。
5. 悪循環に陥る。

では、解説致します。



$「国試塾リハビリアカデミー」中島塾長のブログ


<老年症候群(ロコモティブシンドローム)とは>
高齢者で加齢とともに増加する症候群です。
介護が必要な身体的・精神的諸症状・疾患の総称です。
加齢に伴った全身の生理的機能の低下が起こります。
体動減少を伴った廃用症候群です。
多臓器の症状・疾患がみられます。
認知障害、移動能力障害、排泄機能障害、感覚障害、栄養摂取障害などが起こります。

つまり・・・

①定義=加齢とともに現れてくる身体的および精神的諸症状や疾患を老年症候群といい、多くの病因が影響しあって高齢者という一個人に病的症状などを表します。

②症状=認知症、せん妄、うつ、脱水、発熱、低体温、むくみ、頭痛、意識障害、呼吸困難、寝たきり、廃用症候群、失禁、褥瘡、誤嚥、便秘、転倒骨折、腰背痛、などです。

以上のことから・・・
1.〇:老年症候群=虚弱な老人に特有の症候です。
2.〇:老年症候群=ADLの阻害要因となり介護が必要となります。
3.〇:老年症候群=活動性が低下し、体動減少が起こります。
4.×:老年症候群=加齢に伴った全身性多臓器障害です。
5.〇:老年症候群=一つ機能が低下すると次々と連鎖的に全身の機能が低下していく悪循環に陥ります。

ということで、正解(誤っている)は「4. 単一の原因で起こる。」です。

では本日もどうぞ宜しくお願い致します。