おはようございます。
2013年8月2日(金)です。
福岡地方のお天気は晴れ。
快晴です。
通勤の道に人の数はまばらです。
やっぱり夏休みなんですね。
国試塾リハビリアカデミーでは、昨日から「臨床医学」の学習が始まりました。
基礎医学と違って「図や絵」で表すのではなく、どちらかというと例題(実際に自分の周りに居る人や実習で経験した人)を想像してみることが学習のポイントになっています。
つまり、経験や体験をどれだけイメージできるかなのですね。
学習方法が一歩進みました。

と言うことで本日の第48回PTOT国家試験の解答解説ですが、共通分野午前問題75を解説致します。

第48回PTOT国家試験 共通分野
午前 問題75
疾患と病理学的変化の組合せで正しいのはどれか。
1. 多発性硬化症―――――――脱 髄
2. Binswanger病―――――――感 染
3. Huntington病―――――――炎 症
4. Creutzfeldt-Jakob病――――出 血
5. Charcot-Marie-Tooth病―――虚 血

では解説致します。
下の解説図をご覧ください。


$「国試塾リハビリアカデミー」中島塾長のブログ


1.〇:多発性硬化症=中枢神経の脱髄疾患です。
2.×:Binswanger病=大脳皮質下白質のびまん性変性疾患(動脈硬化性変性による髄鞘萎縮及び崩壊)です。
3.×:Huntington病=大脳基底核である線条体尾状核の神経細胞の変性・脱落疾患です。
4.×:Creutzfeldt-Jakob病=中枢神経組織内への異常プリオン蛋白の沈着疾患です。
5.×:Charcot-Marie-Tooth病=遺伝性運動性感覚性ニューロパチー(神経原性筋萎縮)です。

以上のことから、正解は「1. 多発性硬化症――脱 髄」です。
下の表を見て、どこの部位が、どのように変化するのか、をご確認ください。
では、本日もどうぞ宜しくお願い致します。