おはようございます。
2013年7月20日(土)です。
本日もとても暑い1日となりそうです。
朝6時前から「蝉の大きな鳴き声」が聞こえてきています。
子供の頃は、この声を聞いて「蝉取りしよう!」と飛び起きた思い出があります。
でも、この歳(?)になると、「あ~~、今日も暑い1日なんだろうなぁ~」と「暑さ」を気にしながらゆっくりと行動開始。
「歳をとる」とはこういうことなのかな?と思ってしまいます。(笑)
それでも「朝シャン」して気分を高め「今日も一日頑張ろう!」と気合いを入れて出勤してきました。

さて、本日7月21日は何の日でしょうか?
本日は・・・
「日本三景の日」です。
日本三景観光連絡協議会が、『日本国事跡考』で「松島・天橋立・宮島」が日本三景として絶賛した林鵞峰の1618(元和4)年の誕生日を記念して制定しました。。
では、その「日本三景」とは・・・
松島(まつしま):宮城県宮城郡松島町を中心とした多島海
天橋立(あまのはしだて):京都府宮津市にある砂嘴(さし:沿岸流により運ばれた漂砂が静水域で堆積して形成される、嘴 (くちばし) 形の地形のこと)
宮島(みやじま):広島県廿日市市にある厳島(いつくしま)神社を中心とした島

http://nihonsankei.jp/

日本三景の公式ホームページです。
是非ご覧ください。(とても美しいです。日本人なら一度は訪れたい名所ですね。)
辛いことやイヤなことを考えること無く、このように美しいことすばらしいことを見たり聞いたりして、心豊かに暮らしたいものです。

では、本日の第48回PTOT国家試験の解答解説ですが、共通分野の午後の問題63について解説致します。

第48回PTOT国家試験 共通分野
午後 問題63
筋紡錘について正しいのはどれか。
1. 二次終末は核鎖線維に比べ核袋線維との結合が強い。
2. 手の虫様筋に比べ上腕二頭筋で高密度に存在する。
3. Ⅱ群線維は筋紡錘の動的感受性を調整している。
4. Ⅰa群線維は核袋線維からの求心線維である。
5. 錘内筋はα運動ニューロンに支配される。

では解説致します。
下の解説図をご覧ください。


$「国試塾リハビリアカデミー」中島塾長のブログ



図は「筋紡錘の中にある錘内筋線維(核袋線維と核鎖線維)の拡大図です。
核袋線維と核鎖線維の中央付近に巻き付いている一次終末はⅠa線維の終末です。
核袋線維と核鎖線維の端っこに巻き付いている二次終末はⅡ線維の終末です。
主に核袋線維の筋長の変化と伸びる速さを中枢に伝えるのがⅠa線維(一次終末)であり、主に核鎖線維の筋長の変化を中枢に伝えるのがⅡ線維(二次終末)です。
また、これら核袋・核鎖の錘内筋線維を収縮させる運動神経がγ(ガンマ)線維です。
以上のことを理解して問題を解いてみましょう。
1.×:二次終末=核鎖線維との結合が強い
一次終末=核袋線維との結合が強い
2.×:筋紡錘=手の虫様筋の方が上腕二頭筋より高密度に存在する。(細かい動きをする筋により多くの筋紡錘が存在する)
3.×:Ⅱ群線維=筋紡錘の静的感受性(筋の長さ)を調整している
4.〇:Ⅰa群線維=主に核袋線維からの求心線維である
5.×:錘内筋=γ(ガンマ)運動ニューロンに支配されている
α(アルファ)運動ニューロン=錘外筋線維を支配している

以上のことから、正解は「4. Ⅰa群線維は核袋線維からの求心線維である。」です。
図をしっかりと確認し、自分でも簡単名図を描いてその意味を理解していきましょう。

では、本日もどうぞ宜しくお願い致します。