atelier Hygge|暮らしから考える住まいづくり

atelier Hygge|暮らしから考える住まいづくり

仕事、子育て、介護。暮らしの変化から得た気づきと、住宅設計・インテリア・ライフオーガナイズの専門的な視点から、新築・リフォームに役立つ住まいの情報や、心地よい暮らしをつくるヒントをお伝えします。



玄関や外まわりには、照明、カメラ付きインターホン、防犯カメラ、人感センサーなど、暮らしを便利にしながら、防犯にも一役を担う設備があります。 


住宅を狙った犯罪のニュースを耳にする機会もある今、新築は、住まいの防犯について丁寧に考えられる機会でもあります。 


今の安心だけでなく、これから年齢を重ねていく自分たちのことも少し先まで想像して、考えてみたいと思います。



 新築なら「今」と「これから」を一緒に考える 


照明、カメラ付きインターホン、防犯カメラ、人感センサー、窓やガラスまわりのセンサーなど。 

新築なら、どこを守りたいのか、どこで来訪者を確認したいのかを考えながら、住まい全体で計画できます




でも、すべてを最初からつける必要はありません。 大切なのは、あとから必要になったときに追加できること。 


✔︎ 電源は取れる? 

✔︎ 配線は追加できる? 

✔︎ 壁の中の配線を将来通し替えられる? 

✔︎ 外壁や門柱まで配線できる? 


設備だけでなく、将来の交換や追加を考えた配線・配管まで、新築時に確認しておきたいところです。 


10年後、「設備」だけでなく防犯そのものを見直す  


防犯設備も、つけたら終わりではありません。 故障した設備を「なくても困らないから」と、そのままにしてしまわないこと。



 10年くらいをひとつの節目に、照明やインターホン、カメラ、センサーなどの状態と一緒に、その時の自分たちに必要な防犯そのものを見直すのも一つです。 


✔︎ 必要な機器を個別に取り入れる? 

✔︎ 複数の機器を連携した防犯システムにする? 

✔︎ ホームセキュリティ会社と契約して、異常時の対応まで任せる? 


10年後には、自分たちの年齢も、機器の性能や価格、サービスも変わっているはずです。 


今、10年後の正解を決めるのではなく、そのときの自分たちに合った方法へ選び直せるようにしておく。 


そのためにも、「交換しやすい・追加しやすい」住まいにしておくことが、将来の安心につながります。 


今の住まいなら、後付けできる防犯対策から  


もちろん、防犯対策は新築やリフォームのときだけではありません。 

今の住まいでも、 


✔︎ 後付けできる防犯カメラ 

✔︎ 人感センサー付き照明 

✔︎ 窓やドアの開閉センサー

 ✔︎ ガラスへの衝撃などを検知するセンサー

 ✔︎ 補助錠 など、


大がかりな工事をせずに取り入れられるものがあります。 

選ぶときには、取り付けやすさだけでなく、 電池交換や充電はしやすい? 


この先も自分で管理できる? というところまで確認しておきたいと思います。 

新築なら、これからのための準備を。 今の住まいなら、できるところから。 そして、ときどき見直す。 


今だけでなく、10年、20年先も、そのときの自分たちに合った防犯を選べる住まいにしておく。 


それも、これからも安心して暮らすための家づくりのひとつだと思います。



最後までお読みいただきありがとうございました!

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MIHO




前回は、オープン外構・クローズ外構・セミクローズ外構、それぞれの特徴について書きました。
大切なのは、
「どの外構が安全か」ではなく、わが家にはどんなリスクがあるのかを知って選ぶこと。

今回はその続きです。
選んだ外構を、防災と防犯の視点からどう計画するか。
新築・リフォームのときだからこそ考えておきたいことと、今ある住まいにも取り入れられる備えを見ていきます。



「倒れる・飛ぶ・ふさぐ・水がたまる」を考える 

外構には、門柱、塀、フェンス、物置、植木鉢、自転車など、さまざまなものがあります。

普段は何でもないものでも、地震や台風、大雨のときには危険につながることがあります。


新築・リフォームで外構を計画するときには、完成したときの見た目だけでなく、


✔︎ 地震で倒れそうな塀や門柱はない?

✔︎ 強風で飛びそうなものはない?

✔︎ 倒れたり動いたりしたものが出入口をふさがない?

✔︎ 災害時、道路まで安全に避難できる?

✔︎ 物置や設備機器を安全な位置に設置できる?

✔︎ 大雨のとき、水はどこへ流れる?


というところまで考えてみます。


特に雨水は、家が完成してからではなく、敷地の高低差や排水経路も含めて外構計画の段階で確認しておきたいことのひとつです。


室内で家具の転倒防止を考えるのと同じように、

「もし、これが倒れたら?」

「もし、これが飛んだら?」

「もし、ここに水が集まったら?」

そんな視点を家の外にも持っておく。

新築・リフォームの段階だからこそ、配置やつくり方から考えられることがあります。



防犯も外構と一緒に。ライトと砂利  


もうひとつ、外構計画と一緒に考えておきたいのが防犯です。

ポイントのひとつは、暗がりや死角をつくらないこと。


そのために取り入れやすいものとして、防犯ライトや砂利があります。


①防犯ライト



夜になると暗くなる場所、道路から見えにくい場所、家の側面や裏側など。

人の動きを感知して点灯するライトを取り入れることで、


✔︎ 暗がりを減らす

✔︎ 人が近づいたことに気づきやすくする

✔︎ 夜間の出入りもしやすくする


これらのことにつながります。


新築・リフォームなら、

「どこを照らしたいか」から考えて、照明位置や電源まで計画しておく。

外構が完成してから照明を追加するより、計画の幅も広がります。


②砂利を敷く



家の側面や裏側など、普段あまり人が通らない場所も外構計画の一部です。人が歩いたときに音がする砂利を選ぶことで、人の気配に気づくきっかけにもなります。


✔︎ 歩いたときに音がする

✔︎ 人の気配に気づきやすくなる

✔︎ 土のままの場所を整えられる


防犯ライトも砂利も、新築時に計画できる一方で、今ある住まいにも後から取り入れやすい対策です。


新築・リフォーム時に備えておく。


暮らし始めてから気づいたところは、そのときに見直していく。


住まいは完成したら終わりではなく、暮らしながら整えていくこともできます。


「わが家のリスク」から必要な備えを選ぶ 

前回、外構の形を選ぶときに考えた、


「わが家の場合はどうだろう?」


という視点。


具体的な防災・防犯対策を考えるときにも同じです。


✔︎ 夜、暗くなる場所はどこ?

✔︎ 外から見えにくい死角はない?

✔︎ 大雨のとき、水はどこへ流れる?

✔︎ 強風で飛びそうなものはない?

✔︎ 地震で倒れそうなものはない?

✔︎ いざというとき、避難経路を確保できる?


すべての家に、同じ備えが必要なわけではありません。


だからこそ、


外構の形を選ぶ。

その外構や敷地にどんなリスクがあるのかを知る。

そして、必要な備えを選ぶ。


そこまでを、新築・リフォーム時の外構計画として考えておきたいと思います。


外構は、家をきれいに見せるためだけのものではありません。


毎日の暮らしを支え、もしものときの安全にもつながる「住まいの一部」。


建物の中だけでなく、外まわりまで含めて「わが家」を考える。


それも、これからの暮らしを整える家づくりにつながると思います!




最後までお読みいただきありがとうございます!

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MIHO



前回は、外構を「あとで」と切り離さず、家づくりの最初からおおよその予算に入れて考えておきたい、というお話を書きました。



では、実際にどんな外構にするのか。
外構にはいくつかの考え方があります。
見た目や好みはもちろん大切。
でも今回は、防災・防犯の視点から、それぞれの特徴やリスクを知って選ぶことについて考えてみます。



外構には大きく3つの考え方 

外構は大きく分けると、3つのタイプがあります。


① オープン外構

道路との境界を、塀や門扉などで大きく囲わないスタイル。開放感があり、敷地を広く使いやすいのが特徴です。



② クローズ外構

門扉や塀、フェンスなどで、道路と敷地の境界をしっかりつくるスタイル。プライバシーを確保しやすく、敷地内へ人が入りにくいという特徴があります。



③ セミクローズ外構

必要な場所は囲い、開放する場所も残すスタイル。オープンとクローズ、それぞれの特徴を取り入れながら計画します。



どれが正解ということではありません。

大切なのは、それぞれの特徴を知ったうえで選ぶことです。


「どれが安全?」ではなく、それぞれのリスクを見る 


防犯だけを考えると、

「しっかり囲ったほうが安心」

と思うかもしれません。でも、外から見えにくくなることで、敷地内に死角ができる場合もあります。


反対にオープン外構は、周囲からの視線が届きやすい一方で、道路から敷地へ入りやすいという面もあります。


そして、

防災の視点からみたリスク

✔︎ 地震でブロック塀や門柱が倒れないか

✔︎ 倒れたものが避難経路をふさがないか

✔︎ 強風でフェンスや置いているものが飛散しないか

✔︎ 大雨のとき、敷地内の水はどこへ流れるか

✔︎ 災害時に道路へ出る動線を確保できるか


防犯上のメリットと、防災上のメリットが必ずしも同じとは限りません。


「オープン外構だから安全」

「クローズ外構だから安心」


と考えるのではなく、その外構には、どんなリスクがあるのか。そこまで考えてみることが大切です。


「わが家の場合」で考えて選ぶ 


同じ外構でも、家が建つ場所によって条件は変わります。


✔︎ 前面道路の幅や交通量

✔︎ 周辺からの視線

✔︎ 隣家との距離

✔︎ 敷地の高低差

✔︎ 地域の災害リスク

✔︎ 子どもや高齢者など家族の暮らし方


そして、住み始めてからの暮らし方も変わっていきます。


だから外構も、

「今、どんなデザインが好きか」だけでなく、

「この場所で、この先どう暮らすか」

まで少し広げて考えてみる。


そして、

「どの外構がいちばん安全?」ではなく、

「わが家では、どんなリスクに備えておきたい?」




そんな視点で選ぶことが、住まいの安全につながるのではないでしょうか。



次回はもう一歩具体的に、

防犯ライト、砂利、死角、塀や門柱、飛散物、排水、避難動線など、外まわりでできる防災・防犯の備え

について考えてみたいと思います。



最後までお読みいただきありがとうございます!


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MIHO