夫の直腸ガンが 分かるまでのことを。


2021年 冬に出会った。

グルメで、よくお店を知っていて、

仕事帰りに 軽く飲んで帰る、食べログや食べ物のテレビ番組が好きで、デパ地下のお店、スーパーのお惣菜なども詳しい。

周囲の人達から、食べ歩きの○○君、と言われていた。コンビニの新商品は迷わず買う、月に1回くらい、気になるラーメン屋さんに行くのも趣味だ。


肥満ではないがメタボ注意な体型、

彼なりに健康を気にして、

節度のない呑み方や食べ方はしない、

散歩がてら歩く、

え?とゆう距離を自転車で行くなどしていた。


2022年、2023年、2024年と、

いつも元気いっぱいだったが、

時折39℃前後の発熱があった。

ポッと一晩出る。アイス枕で下がる。

季節の変わり目は必ず、

なので

2、3ヶ月毎に突発的な発熱があった。

そして、大量の汗。寝汗はすごい。


コロナ渦だったので、

発熱の度にPCRをして陰性、

カロナールの処方のみで終わる事が多かった。


こんな高い熱、すぐ下がるとはいえ、

普通出ないよ?

病院で採血してもらおう? と、

よく言っていた。

その度に大丈夫!とスルーされていた。


あと、オナラが臭かった。

私は、内視鏡の場で数年勤めていたので、

腸に何かある、怪しい臭いだな、と思っていた。

本人に言うと、「腸、腐ってるね~ん」と

いつも茶化されていた。

本当に腐ってる臭いよ?といつも言った。


外食好き、30代後半、ポリープがあってもおかしくないから、カメラを受けるように促していたがスルー。

私が 乳がんになって、各検査や手術で どんどんお金がかかるのを見て、

癌家系じゃなくても癌になることあるんだよ!と、口うるさく言って、

入院保険、がん保険にだけは、最低限のプランでやっと入ってくれた。


2024年 春、彼は40歳、

入社して初めて転勤となった。

通勤時間が30分から、2時間になった。

私が絶賛ケモ中の時で、負担をかけていて、

通勤も大変になって、睡眠時間も削ることになったりで。

今日はビールいらない、食事もそんなにいらないと言うようになり、痩せはじめた。

通勤で歩く距離増えたからね!と本人は言っていた。



夏になり、倦怠感を訴えはじめた。

なーんかしんどい、肩がズーンとする。

お酒をそんなに欲しいと思わない。

仕事で細かい作業をするようになったからかな?湿布貼ったらマシ、とゆう感じだった。


健康診断の予定が入っていたが、

その日、コロナになり、採血を受けるチャンスを逃した。

次の予約はすぐにはとれずだった。



夏が過ぎて、発熱の間隔が1、2ヵ月毎と、少し狭くなり、

彼は、体がしんどいしんどい!通勤しんどい!とイライラしていることが増えた。

私が夕食を作っていても、帰り道で本人が買ってくる(買い物がストレス発散の様子)

 なので、夕食のおかずは5、6品と多い。

今までは食べれてたが、残る事が増えた。

私自身、治療中で(ベージニオ内服で下痢、吐き気があった)、

頑張って作った食事を残されるのは、残念だった。


お米を食べる量は明らかに減っていた。



私は、イライラで当たられることも辛かったが、

彼の体に何か病気があると思えてしょうがなかったのと、

頑固で、病院になかなか行ってくれないことが、精神的にとても辛かった。久々に、笑顔になれない辛さだった。