6/11開催された「雨が降っても 雅美と一郎」を

凝縮版にてレポしております。今回は第5回目です。

(例によって何回かに分けてUPする予定です)

 

 

 

「青葉繁れる」秘話

 

1974年に三ツ木さんが出演された

井上ひさしさん原作・脚本の

TBSドラマ「青葉繁れる」についての話題に。

 

仲さん「これは映画もありましたよね?」

三ツ木さん「やりましたね

 

(同年に丹波義隆さん、草刈正雄さんで映画化されましたが

ドラマ版の方が先行で、三ツ木さんは ユッへ役 でした)

 

(ユッへさんはとてもひょうきんなキャラクターでした)

 

 

仲さん「主題歌は何人かで歌ってるんだぁ」

 

三ツ木さん「これは出てるキャストが合唱してるわけ」

 

仲さん「なんかCDとかにはなってないんですか?」

 

三ツ木さん「なってないと思う」

(「三百台の歌」は方言の入った、とてもユニークな歌です)

 

 

三ツ木さん「校長先生が藤岡琢也さんなんだよね」

 

仲さん「東北弁でね〜(藤岡琢也さんのマネをしてみる仲さん)

なかなか真似出来ないんだよね」

 

三ツ木さん「そうそう(笑)。藤岡さんて関西の人でしょ」

 

仲さん「そうだ!

 

三ツ木さん「関西弁の東北弁だから可笑しかったね(笑)」

 

仲さん「設定としては東北で一、二を争う進学校?

 

三ツ木さん「そう」

 

小倉さん「森川正太さんはこの頃《沖正夫》って言ってたんだよね。

津坂さん(秋野太作さん)は養成所時代からピーターって

呼ばれてたんだって。何でピーターって呼ばれてたかというと

ピーターパンが空飛べるでしょ。それで"空飛べる!” “空飛べる!”って

しょっちゅう言ってたんだよね。

実際に《空飛べる》って本出してるんだよ!」

 

三ツ木さん「ホント、個性的ですよね!」

 

小倉さん「こういう訛ってる役は初めてだったの?」

 

三ツ木さん「うん、初めて。

これからキャラクター変わったんだよ(笑)」

 

仲さん「だから、さっき3歳から世田谷(育ち)って

聞くまでは、茨城の方だと思ってたの。

逆に(方言に)抵抗が無くてイキイキと喋ってるんだなぁ

と思ったの」

 

三ツ木さん「そうそう、みんな思うんですよ。

でも、そうじゃない!世田谷のお坊ちゃんなんですよ!

でも生まれは千葉県だけどね」

 

小倉さん「(このドラマは)局はどこ?」

 

三ツ木さん「TBS。生田スタジオで撮ってたの

 

小倉さん「へぇ〜」

 

三ツ木さん「秀才役で出てくるのが沖雅也さん

 

仲さん「沖クンね〜〜。

あの〜2、3回は兄弟役とかそういう形で・・・

 

三ツ木さん「似てる!って言われたでしょ?

 

仲さん「うん、今でも間違えられる。

よく言われるのは《沖雅美さん》!もう誰でもない(笑)

でも仲良かったし、ボクは全然気にならなかった。

だから見ればわかるんだけど、沖クンは背が高くて182センチ

ぐらいあるから・・・」

 

三ツ木さん「貴公子みたい。独特の雰囲気があってさ、

ボクら4人(森田健作さん、野村将希さん、赤塚真人さん)で

固まってるんだけど、いつもスッーっと一人で違う所にいるんですよ」

 

(「さぼてんとマシュマロ」で兄弟役した時のスナップ。左が沖さん)

 

 

小倉さん「お茶くんねぇか?(三ツ木さんの演じるユッへの

セリフを真似してみる)」

 

仲さん「こういう(明るい役柄)のは

地でやってるんじゃないの?」

 

三ツ木さん「ぜんぜん地じゃないよ(笑)」

 

仲さん「え!?作ってるの?

 

三ツ木さん「演技と呼んで(笑)」

 

仲さん「えーーーっ(笑)!

小倉さん「あはははは(笑)演技だね

 

三ツ木さん「(現場が)楽しくてね〜。面白かった!

演出家にね、もっとテンション上げて!

テンション上げて!って散々言われたんだよ」

 

仲さん「この作品観させてもらったんだけど、

沖クンと三ツ木クン(身長)変わんないじゃない?

なんか大きい人だなぁと思って想像してたんだけど・・・」

 

三ツ木さん「下駄履いてんの」

 

仲さん「そうかぁ!高下駄を履いてんだぁ

 

三ツ木さん「(劇中で)ラブレター渡した相手が四方正美さん」

 

小倉さん「四方正美さんは《それぞれの秋》のスケバングループにも・・

 

仲さん「そうそう!入ってた!四方さんね

 

 

一郎さんは「それぞれの秋」で

四方正美さんと共演されています。

四方さんはスケバングループの一員役でした。

 

 

 

仲さん「石垣とかセットなんでしょ?

 

三ツ木さん「オールセット。生田スタジオで」

 

小倉さん「あの頃は予算があったのよ。

セットをちゃんと作ってるんだから

 

三ツ木さん「喫茶店とかもちゃんと作ってるんだよね」

 

小倉さん「この作品、マドンナ誰だっけ?

 

三ツ木さん「竹下景子さん」

 

小倉さん「映画は?

 

仲さん「秋吉久美子さん?

 

小倉さん「これは原作の井上ひさしさんが

実際に憧れの女性が居たの。

それが若尾文子さんなんだよ」

 

三ツ木さん「実際が若尾文子さん?女優さんになる前?」

 

小倉さん「そう、学生の頃。それで長谷川一夫さんの弟子になるって

言って東京行っちゃったんだよね」

 

仲さん「学生のときにクラスにキレイな人がいるなぁって

思ったら、若尾文子さんだなんて・・スゴイよね〜!!」

 

三ツ木さん「スゴイね〜」

 

仲さん「これは当人同士で(ドラマを)やるべきだよ(笑)

 

小倉さん「若尾文子さんが長谷川一夫さんの弟子っていうのが

面白いよね」

 

三ツ木さん「ベンチで(四方さんに)キスシーンがあるんだけど、

もの凄いタコのような顔して吸いつけ!って演出家に言われて、

それで迫れ!って、やらされたんだよ(笑)」

(それがこのシーンですね。三ツ木さん迫真の演技)

 

仲さん「でも生田スタジオでこれだけのセットを作るのは

大変だよ!」

 

 

という感じで、まだまだ盛り上がりましたが

このへんで。

 

 

 

 

さて、このあとはどうなるかな・・・

次のレポをお楽しみに!

 

 

 

ちなみに来月の「雅美と一郎」は7/16(日)!

ゲストに俳優の石野理央さんをお迎えいたします!

 

お楽しみに!!

 

 

ではでは。