第2部レポ続きでございます。


佐藤利明さん「(ブルーレイになって)『しなの川』を久しぶりに僕観たけど、あれはスタジオで撮ってる映画っていうよりは
本当に日本の昭和初期の風景を・・・」




仲「あれはねぇ、現地ロケもありましたけど
やっぱりね・・監督が野村芳太郎さんで、カメラが川又昴さんで自然な今で言う古びた家敷でも日差しが入るときの明暗がはっきりと分かれてるというか・・・ライトじゃなく自然光の明かりを活かしてナチュラルな画を撮りたいというね・・・」



佐藤利明さん「あの雪のシーンは、ローアングルで雪が舞っているんですけど・・ただの雪ではないですよね?」


仲「白い羽を切って・・・
細かく切り出して・・セリフ喋ってるもんだから
細かいのが入ってきて咳き込むわけ・・大変な想いをしました!」



佐藤利明さん「それが映画づくりですよね!」


仲「そうだと思う!!」



佐藤利明さん「この前、仲さんにお話伺ったときに
聞いたんですけど・・・
『同棲時代』のメインポスターがあるでしょ?
仲さんが足投げ出して、横に由美かおるさんが座ってる・・・
あれが気だるくていいなと思ったら、
あれは撮影の待ちの間に撮ったんですよね?」



仲「そうそうそうそう!
テディベアみたいに後ろに寄りかかって(出番を)
待ってたのを撮られたような感じですよね」





佐藤利明さん「だから退屈で時間を
持て余しているような感じが
アンニュイな感じが出ていて、
それを切り取る映画屋さんも凄いですよね!」


当時の裏話が満載で
終始タブレット純さんは
微笑みながら聞いておられました(^^)

まだまた続きます。

ではでは。