むかし、むかし・・あるところに

「仲ずきんちゃん」という

それは可愛い!?可愛い!?男の子がおりました。

踊ることと歌うことが大好きな
「仲ずきんちゃん」は
ある日、踊りと歌の練習も兼ねて山に芝刈りに行きました。


♪涙ぐむ~~花嫁を~~

と、寝ているオオカミもビックリするほどの
大きな声で歌いながら
山道を軽快なステップで登って行きました。

そんなご機嫌な「仲ずきんちゃん」でしたが
うっかり肝心な釜を忘れてしまったので
急遽、山で見つけた小さな川で
着ていたヒートテックを洗濯をすることにしました。


すると・・向こうから・・・
どんぶらこ~~どんぶらこ~~~と
何やら抹茶のスティック状のものが
流れてくるではありませんか!

びっくりした「仲ずきんちゃん」は
洗っていたヒートテックをうっかり手放してしまい
流れてくる抹茶のスティックに釘付けになりました。


どうにかしようと思った「仲ずきんちゃん」は、
その辺にあった棒で抹茶のスティックを取ろうとしました。
すると。。。

いきなり川から仙人が出現し
「仲ずきんちゃん」に、言いました。


「君が落としたのは、その抹茶のスティックかな?
それとも、このグレーのヒートテックかな?」



「仲ずきんちゃん」は迷うこと無く

「抹茶のスティックだよー!!」

と、指差しました。


すると、仙人は

「じゃあ、ワシがこれをいただくぞ!
こんな肌着が欲しかったんじゃ!!」


と、ビショビショになった
グレーのヒートテックを身に纏い
川に沈んでいきました。


こうして「仲ずきんちゃん」は
抹茶のスティックを午後のおやつにして
無事に帰りましたとさ。

めでたしめでたし。


▲抹茶のスティック(アイス・ウエハースサンド)を
食べる「仲ずきんちゃん」。

ではでは。