はじめに
世の中には、私のようにパワハラに遭いやすい人がいます。
私は、小学2年生あたりから社会人5年目あたりまでパワハラまたはパワハラに相当する行為に遭いやすい人でした。
酷いパワハラに遭った時は、その経験に基づいたフィクションを作成して、黒歴史のような内容の電子書籍を出版をしてお小遣いを得たりもしました。
大抵、相手に悪意が無かったりする
まず、パワハラに遭いやすい私やあなたは、教育的指導をされているという場合が大半です。
実は相手は悪意を持っておらず、あなたのためを思ってパワハラをしていたりします。被害者からするとふざけるなと言いたくなるお気持ちもよく分かりますが、本当に相手は良かれと思ってあなたの軽微なミスのあら探しをしたり、他の人よりも許されることが許されなかったり、無視をされたり、仲間外れにされたり、人のミスを周囲に吹聴されたり、詰められたりします。
学校の先生方も、みんなが見ている前であなたに対して怒鳴り散らして、あなたの自己肯定感を奪って恋愛への諦めや一部の人間関係にはもう戻れない気持ちなどを植え付けたりもしますが、彼らはむしろ善意で怒っているとさえ思っていたりします。驚くべきことに、彼らは善意であなたの青春を破壊しています。
「甘えさせない」「自発的に動けるようにさせたい」みたいな彼らが持つ独自の正義や教育を盾に、彼らは教育的な指導をしています。
なので、誰かが彼らに「あなたがやっていることは、教育的指導ではなくハラスメントだ」と認識をさせないといけません。というか、あなたが認識をさせた方が良いです。
ちなみに、職場のパワハラには厚生労働省の明るい職場応援団が作成したキチンと定義が存在します。
それは、以下の①から③までの3つの要素を全て満たすものです。
①優越的な関係を背景とした言動であって、
②業務上必要かつ相当な範囲を超えたものにより、
③労働者の就業環境が害されるものである
この定義は、たとえ職場ではなくても、学校や家庭などの問題でも反論として持ち出せる論理性があると私は考えています。
パワハラの例
例えば、システム開発のある領域のテストに関して十分な知見を持った人がいるとします。つまり、仕事をする上でその人を頼らなければ業務遂行が困難になるような人です。
パワハラをされたら
パワハラをされる側の状況に陥ったら、すぐにパワハラの行為者に反論をしましょう。それが出来なければ上司、上司が行為者ならば役員だろうと社長だろうと会長だろうと秒で報告をした方が良いです。社内の人間が役立たずなら、秒でオフィスや作業所等を逃げ出して労基等に電話をした方がいいです。労基がダメなら、秒で証跡を抑えて民事調停なり刑事事件にして法的に戦った方が良いです。
ここでダメな行為は、我慢のように長期化する系の意思決定です。相手は正しいと思ってあなたに言葉の石をぶつけてきている状況です。その言葉の石であなたが耐えきれなくなったり、あなたがブチギレて行為者の人体に傷をつけるような傷害事件の類を起こす方がマズいです。
あなたの仕事の責任以前に、職場はあなたの安全を配慮をする義務があります。これを安全配慮義務と言います。
あなたの心に石をぶつけてくる人がいる職場は安全ですか?違いますよね?
それでも戦えないあなたへ
パワハラ行為者との対処に使えるいくつかのテクニックを授けます。
・物理的な距離を置く
転職や起業をしたり、在宅勤務をしたり、在宅勤務が出来なくても行為者との間に本や資料を積み上げたり、椅子の距離を離すなどをすることが有効です。距離が近くなるほどあなたに話しかけたり監視をしやすくなるので、その逆をすれば良いだけです。
・キチンと計算をする
パワハラの行為者は、あなたの状態を監視してあなたのミスに対して敏感に反応しがちです。なので、"あなたのミス件数/あなたの作業実施件数*100=ミス率"を算出してみましょう。
例えば、100件のテストを行う作業があって、2件のテストミスをしたら、"2件のミス/100回*100=2%"があなたのミス率です。対して、他の人が4件とか6件のミスをしていたら、あなたのミス率はむしろ低いということが数字で証明が出来るため、この数字を持って上司や役員、社長等に文句を言ってやれば、「こいつは精度が高い上に、計算力もあってむしろ優秀だ」と思ってもらえるアピールの機会にも繋がります。
私はこのように数字を使って現場の管理職を納得させて、よりスキルアップが出来て報酬も高くなる環境に身を置くことが出来ました。
・記録を取る
相手の嫌な行為等があった時の時間、場所、内容、周囲にいた人間、それをされて自分がどう思ったかなどをキチンと記録をしましょう。これが出来るだけでいざという時に強い味方になります。