はじめに

私は人にお金を貸して揉めた経験があるのですが、不誠実な人にお金を貸しても害の方が遥かに大きいです。

"害"とは、単純に金銭的な負担だけではありません。あなたの人生の選択肢、あなたのストレスや免疫力、つまりあなたの余命にも関係するお話です。

 

不誠実な人の判定方法

これは私個人の意見ですが、お金を貸す時に、以下の要求を受け入れない人が不誠実な人だと見分けられるポイントだと考えています。

 

1つ目:7%以上の金利の負担を受け入れない

7%の根拠は、利回り5~6%台のハイイールド債よりも、金融機関や家族を頼れない個人の借り手に貸す方がリスクが高いからです。物価の上昇や、貸す側の人生の制限することを認識出来ていない時点で論外です。金利負担を受け入れるまたはあなたの会社の労働に従事してそれ以上の利益を提供するなどの価値を示すことが出来ない10割の人間にお金を貸してはいけません。

※ハイイールド債とは、利回りが高く信用格付が低い債券つまり借金のことです。

 

2つ目:連帯保証人を用意出来ない

→家族を頼ることができない人々が世の中にいることは重々承知しています。ですが、友人も頼れないのであればダメです。人間性に問題があるからこそ、友人を頼れないのです。そもそも、消費者金融や銀行に頼れないまたは金融機関から見放されている時点で、「幸福の資本論」という書籍に出てくるプア充的な世界観での戦略であなたを頼っています。

 

3つ目:書面や電子契約によるお金の貸し借りに関する書類に同意出来ない

→これが出来ない人間は、どんなに美男美女、面白い、信用できそうな人でも、不誠実な人だと分かるので縁を切りましょう。

 

4つ目:担保を用意出来ない

→土地や建物等がなければ、フィギュアや衣類等の動産も差し押さえられるようにしておきましょう。担保を拒否するならば、あなたの人生の選択肢を狭めることを軽視している証拠です。

 

5つ目:借りる前に数字を使った返済計画を立てられない

→算数と計画が出来ない人間がどうやってあなたにお金を返済出来るのでしょうか?この時に、相手が名門大学や大手企業で働いていても、算数を使った計画策定を頼んでそれに応じないのであれば、初等教育の習熟度が不十分と判断をして貸さない方が良いです。

 

6つ目:あなたの指示に従って、生活水準を落とせない

→そもそも、あなたからお金を借りようとする人は金融リテラシーが低く、相手の収入、支出、資産、負債の貸借対照表のバランスが悪いからあなたを頼る訳です。この時に、相手が趣味や人生の楽しみを制限してでもあなたにお金を返す意思と覚悟がないのであれば、あなたの人生を軽視しています。

 

7つ目:不適切な人間関係を削れない

→これが出来ない人は、幸福の資本論におけるプア充的な世界で生きていると考えられます。つまり、当人の稼ぐ能力が低く、資産もない。だからこそ、特定の人々との関わりを大切にして、特定の人達の中で車を共有したり、お金を貸したりする戦略を取ります。この戦略が悪い訳ではありませんが、不適切な人間関係の損切りが出来ないのであれば、その人のキャッシュフローは改善されません。

人間関係を過大評価してはいけない

世の中には、いつどこでどのような縁があるかわからないため、人間関係を大切にするべきという考え方があります。

それは本当に誠実な人に向けて行うのならば私も同意できます。

 

ですが、"縁"を良い意味でのみ考えることは、間違っているというのが私の考えです。

 

いつどこでどのようなビジネスチャンスや縁談の話などがあるかわからないのは正しいです。

でも、いつどこでどのように襲われたり、利用されて捨てられるかもわからないことを認識する視点ももっと広まるべきです。

 

株や債券は0円になることが最大の損失ですが、人間によって生じる損失の大きさは0円を突き抜けて底が見えないところまで深いです。

 

本当に、本当に人間関係は選んだ方が良いです。

 

さいごに

以下は当記事で述べられている幸福の資本論のリンクです。金融の初心者から上級者まで考えさせられる中々面白い概念を分かりやすく説明している本なのでオススメします。