介護士徒然日記 11 ( 薄っぺらな介護士。) | mocomocoのブログ

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60代も いつの間にか半ば。
日々の想いを綴ろうと、ブログを始めましたが、いつしか、回顧録に、、
幸せな時、辛い時いろいろあった人生を振り返ってみます。

介護士になって20年。

( 3年半のブランクあり)

勤務先はデイサービスのみ。


だから、

寝たきりの方のお着替えや

オムツ交換は きっと、

ご家族の方が上手だと思う。


そして、

認知症の方への対応、声かけ、

気付きも きっとご家族の方が

私よりウンと上手。


情けないケド

これが、私の実体。


✳️この下から、認知症の方の行為など出てくる場面があります。

嫌な表現。と、取られる場合があるかも知れません。

目にしたくない方はスルーして

下さい。



今までに何人か

認知症と言う病気のせいで

暴力的になる方のご利用が

ありました。


その中でも

特に記憶に残るお二人。



一人は

身体の大きな70代前半の男性。

普段は冷静なのだけど

スイッチが入ると怖い。

そのスイッチが入ると

目が変わる。

一目瞭然でした。

言葉がきつくなり 

正直、怖かったです。


もう一人は女性。

こちらも70代前半 

暴れるし、噛みつこうとして

来るし。

突き飛ばされる事 数回。

引っ掛かれる事も。



お二人とも、緊急性があり

すぐに施設への入所が決まり

デイサービスのご利用は

数回で終了。


ご家族は本当に大変だったと

思います。

頭が下がりました。



まだ 高齢者の中では若いお二人。

今頃どうしているんだろう?

良い施設に入って、良い介護を

受けられてるといいな。



この方達を思い出すと、

自分の介護スキルの未熟さを

痛感します。



デイサービス介護士として


入浴やトイレ介助で利用者さんの

清潔を保つ事は出来る。


利用者さんへの言葉かけも

笑顔で出来る。


いろんな事を一緒になって

楽しむ事も出来る。


身体不自由な利用者さんの

手や足、目や耳になる事も出来る。



でも、先のお二人のように

認知症で暴力的になる方や

重度の認知症の方達の

見えてる物、聴こえてる物が

何なのか解らない。


いろんな言動には

何か理由がある筈。

心に添いたいけれど

気付いてあげられない。


何をどうすればベストなのか

私には 何も解らない。


介護のプラスαが解らない。



介護福祉士登録証 と言う証書。

私が持つと ただの薄っぺらな紙に

なってしまいます。悲しい