今年の
がんフォーラム芦屋2018

は、
記念すべき第10回目


実は、
第1回目のゲストスピーカーは

いつもお世話になっている
大阪市立大学附属病院の患者会の代表さんでした。




で、今年のゲストは
女優の原千晶さん



子宮頸がん、子宮体がんのサバイバーさんです。




1分でも多くお話ししてもらえるように

との病院側の計らいで

なんと!休憩なしで

かなり長い時間
お話されていました。



原さんは
最初、頸がんの告知をされたとき

子宮全摘を提案されたそう。


でも、
やはり女性にとって
子宮を取ることは

かなりの抵抗がありますよね…。



それは、
乳がんの方も同じだと思うのですが…



命の大きさと
女性としてのシンボルを天秤にかけたとき…


女性として生きたいと考えることは
ごく自然だと思うんですよね…。




原さんは、
定期的な検査を条件に

部分切除(円錐切除)を選択します。



最初は、
きちんと定期的に通院・検査していたものの


「もう大丈夫だろう」


と、通院を辞めてしまったそうです。




最初の告知から
もうすぐ5年、という時に



再発してしまいます。




この時には、
相当酷い状態だったそうです。



通院を辞めてしまったために
元の病院には通いづらくて


近くのクリニックに駆け込んだけれど



その医師に一目見だけで
すぐさま、大きな病院に行くよう
言われたそうです。


紹介された病院では、


診察した医師の心の声が
思わず漏れてしまうほど


「これはヤバいな」

という状態。




もし、
最初に子宮全摘していたら

手術だけで済んだかもしれない…



きちんと受診していたら
もっと初期の段階で治療を受けられたかもしれない。



でも…しなかった………



単に子宮を摘出する

だけでは済まなくなっていました。




抗がん剤治療は
本当に大変だったそうです。





原さんは、

「自分は悪い患者の見本。

わたしのようになって欲しくない」


とおっしゃっていました。







今、

西洋医学での治療に対して
ただただ酷評し

攻撃する人が多くいます。



確かに、機能を低下させ
免疫力が落ちる治療かもしれません。



でも、
それを拒否することで

命を落とす場合も
決して少なくはない


という事を
忘れないで欲しいと思います。



原さんは、たまたま助かっただけで

同じようなケースで
不幸にも…

という方も
少なく無いんじゃないかな?




わたしは、
完全寛解から7年半ですが


今だに定期的に受診をしています。




再発のリスクは
相当低いと言われているけれど、



何か有ったからでは遅いし、

気持ちが抜けたときに
再発した人が多いような印象があるので…。






原さんのお話は

共感できる部分も多かったのですが、



欲を言えば
もう少し掘り下げて
詳しく聞きたいところが聞けず

ちょっぴり残念な気がしました。




フリートークなスタイルだったので、
細かいエピソードが多くて

(それは面白かったのだけど)


ちょっとボヤけてしまいました。





わたしは
まだ一度しか
登壇したことが無いのですが、


話をしたい事って、
次から次から溢れてきてしまう


その気持ちは、
本当によく分かるのだけど、


それでは、
本当に大切なことが
ダイレクトに伝わらないような気がして



今後の参考になりました。





質問の時間に、


原さんが
質問者さまの声を

一言一言
頷きながら
丁寧に聞いておられた姿が
とても印象的でした。




質問…

いや、単なるファンの方の感想でしたね(笑)




ただ、その存在だけで
人を勇気づけられる



とても素敵だと思います。







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