今度は、胸部へ直接針を刺して組織を取り出す
針生検のため、入院です。

今回も、先生が気を遣って下さり
前日は外泊です。

しかし、気管支鏡検査より
検査後の安静度が高かった為、
検査後の退院は出来ず、翌日の退院となります。

検査当日の朝は絶食で病院に戻り、検査を待ちます。

ハッキリとは覚えていないのですが…
病室で麻酔をして、時間を置き、
何か有ってはいけないから
と、ストレッチャーで移動したような気がします。


物凄い大掛かりな手術室です。

「この部屋しか空いてなくて…。」
と、F先生。

大手術する程悪いのではないかと、すごく落ち込まないように
気を遣って下さっていたのかもしれません。
今思えば。

少しでも動くと危ないから、手は固定されます。

先生方の手元が見えないように、カバーされます。

ライトを点けたり消したりしながら
モニターで慎重に確認して、針を刺します。


「もう少し多く検体が欲しいんですけど…」
とF先生。

「う~ん、これ以上は難しいよ。」
と執刀医?

上司に必死に掛け合ってくださいました。
悪性リンパ腫を想定しての発言だったのでしょう。


途中、顔がメチャメチャ痒くなります。
でも、掻くことは出来ません。
結構、辛かったかも。



「痛くないですか?」
と、何度も聞かれます。

とりあえず「大丈夫です。」と答えます。


しかし、耐えきれなくなって

「すみません。針を刺している所は
しっかり麻酔が効いているので痛くないのですが…
先生が押さえてる所が、かなり痛いです…。」


「あぁ~…。」
とF先生。

ほんの少し手をずらして
「これで良いですか?」

「はい…。」

全然、変わってません。



後で分かったのは、
大静脈に近い所だったから?
大量出血しないように、強く圧迫が必要だったそうです。


こういう時、どういう反応がベストなんでしょうね。

理由をキチンと説明するのが良いのか、
不安を煽らないように、言葉を濁すのが良いのか…。

冷静な状態なら、私は絶対!前者です。
ただ、あの場面なら……
分かりません…。

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