「山岡鉄舟居士が 徳川幕末 明治維新の際 国事に殉じた人々の菩提を弔うために 明治十六年に建立した」(全生庵ウェブサイトより)臨済宗のお寺です。
ここには山岡鉄舟の墓所があるのはもちろんのこと、三遊亭圓朝の墓所もあり、落語好きが必ず訪れなくてはならない(!)場所です。
圓朝の命日である8月11日には落語協会の噺家や芸人が集まって供養をしています。
これに合わせて銀座で「圓朝祭」という落語会も催されています。
以前はこの時期に全生庵で落語協会による「圓朝まつり」がおこなわれていましたが、今はやっていないのかな?
私が行ったのはもう20年くらい前ですからねぇ。
当日は落語協会所属の噺家さんや芸人さんが店を出したり、本堂で落語会をやったりしていました。
カレー(暑いのに!)などの食べ物や「何だかよく分からないもの」を売っていたり、空手の心得のある噺家さんが板を割って見せてくれたり、噺家の名前を言うとお囃子さんが三味線でその出囃子を演奏してくれたり。
境内には浴衣姿に麦わら帽子を被り、首からタオルをぶら下げた噺家さんが思い思いに歩いていて、お願いすると気軽に色紙にお名前や好きな言葉や絵などを書いてくださいました。
「あの人もこの人も!」でしたので、10枚持っていった色紙があっという間になくなり、失礼ながら寄せ書きにしていただいたくらいです。