(中町35)
作曲家で筝曲家の宮城道雄。
この名前は知らなくても「春の海」という曲を御存じの方は多いでしょう。
この曲を作曲したのが宮城道雄です。
明治27年(1894)4月7日生まれ。
8歳で失明の宣告を受けましたが、11歳のときに免許皆伝を受け、その後、演奏や作曲だけでなく、古典的楽器の改良や新楽器の開発をおこないました。
十七絃、八十絃、短琴(たんごと)、大胡弓(だいこきゅう)は宮城道雄の考案によるものです。
昭和31年(1956)6月25日未明、演奏のため大阪へ向かう途中、乗っていた急行「銀河」から転落し、62歳で死去しました。
この記念館は、宮城道雄が晩年まで住んでいた敷地に、昭和53年(1978)12月6日に建設されました。
音楽家の記念館としては日本で最初のものです。
最寄り駅は都営大江戸線・牛込神楽坂。
現在は緊急事態宣言のため休館中です。