矢来町 | まさこんの写真雑館

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仕事に遊びに縁の深い新宿の風景、ふらっと出かけた場所の写真、50年前に撮った写真の復元、写真について思うこと、などなど。

 

「矢来町の師匠」。

 

私が大好きな噺家の一人、古今亭志ん朝。

 

200110月1日。帰らぬ人となりました。

 

数多く聴いてきた志ん朝さんの高座で最も印象に残っているのは、亡くなる3ヶ月前の落語会でトリをとった一席。

 

出ばやし「老松」が始まったとたんに場内割れんばかりの拍手。

 

まだ志ん朝さんの姿が見えていないのに。

 

私も無意識に手を打っていました。

 

それほど皆が志ん朝さんの登場を待っていたのです。

 

後にも先にもこんなことは初めてでした。

 

(矢来町81は志ん朝宅の住所ではありません。念のため。)