私が仕事をしていた頃に唯一自慢できたこと。
それは机の上が職場の誰よりもきれいだったことです。
机の上に置いてあったものは、パソコン、ほとんど何も入っていない書類入れとマグカップだけでした。
そして、仕事中に書類を見たり、広げたりしている時も乱雑にならないようにしていました。
「近藤さんの机の上はモノがみんな直角に置いてある」と言われたものです。
保存に必要な書類はPDFなどに電子化してサーバーに保存し、紙の書類は極力持たない。
サーバーの自分のフォルダも用途別、よく見るものとほとんど見ないものなどを整理しておく。
何故、このようなことにこだわっていたか。
その第一はその方が気持ち良いから、という私の性格によるもの。
第二はそうすることによって書類の紛失を避けたり、必要な書類をすぐに見つけたりすることができるからです。
机の上にうず高く書類を積み上げている人がいます。
そういう人たちがよくうそぶいていたのは「これでも何がどこにあるか、自分には分かっている」ということでした。
その真偽のほどは分かりませんが。
いずれにせよ、私はその方が気持ち良く、効率よく仕事ができました。
一時的に書類を積み重ねる時には優先順位順に重ねておけば、気持ちの整理がつき、一つ一つの仕事に集中できます。
公私を問わず、今でも私にとって整理整頓は心を落ち着かせ、円滑に事を進めるための必要手段です。