越えられなかった山 | 【名古屋】林昌子 ヨガインストラクター いつまでも動ける美しい体を。

【名古屋】林昌子 ヨガインストラクター いつまでも動ける美しい体を。

名古屋市千種区でヨガインストラクターをしています。
日常生活や、ヨガや立ち振る舞いに対する思いなどを書き綴っていきます。

みなさんこんにちは。
 
名古屋でヨガインストラクターをしております
 
林昌子です。
 

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幼い頃遊んだ公園に

 

富士山の形をした、高い山がありました。

 

 

 

石の素材で、ツルツル。

 

 

 

裾野が拡がっていて、山頂に近づくと傾斜が高くなる。

 

 

 

 

私の幼少期は、のんびり屋で運動音痴

 

それに加えて高所恐怖症。

 

 

 

高い場所にいくと

 

「青白い風」が、ヒューーっと身体の芯に走り、

 

腰が落ちてしまいます。

 

 

 

まるで、スクワットのように

 

お尻が大地めがけて落ちてゆきます。

 

 

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富士山のような山の遊具に、必死に登っても

 

山頂にたどり着いたことがありませんでした。

 

 

 

ケージのなかの滑車を走るハムスターのごとく、

 

自分の中のイメージでは、手足を激しく動かして

 

果敢に山に挑むのに、、、、

 

 

 

スーーーーッと

 

山の裾野に滑り落ちるの繰り返し。

 

 

 

一緒にいる友達は、みんなすいすいと登って、

 

山頂から公園の景色を眺めている。

 

 

 

なのに、私の登る道のりにだけ、

 

まるでワックスがかかっているかのごとく、

 

私はお尻の重みと一緒に、

 

スーーーーッ

 

 

と滑り落ちる

 

 

 

私の心にあるのは

 

 

泣きたい気持ち

 

恥ずかしい気持ち

 

自分は、だめなんだという気持ち

 

 

兄や姉や、

 

友達ができることが

 

 

 

できない。

 

 

 

どんくさい私。

 

 

 

ヨガの練習をしていて

 

思い出しました。

 

 

 

幼少期の記憶。

 

 

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練習しても、辿り着けないポーズ。

 

 

 

手を伸ばしても、 腰が落ちる記憶

 

 

他の人にとっては

 

すいすいと登ってしまった

 

富士山の遊具の記憶

 

 

 

私だけ、

 

登れない記憶

 

 

 

何度も、尻もちをつき、

 

身体はヘトヘト

 

 

 

周りの人は、

 

すいすいとやってのける

 

 

 

私だけできない。

 

 

 

でも

 

 

 

辞めたいの?と、自分に聴いたら

 

 

辞めたくないと、

 

答えがかえってきた。

 

 

 

 

それまでの練習で、汗だくの私。

 

 

 

この時だけ汗かきに感謝

 

汗と、一緒に涙ポロポロ

 

 

幼少期の記憶

 

弱い自分との思い出

 

 

 

でも、その記憶があるから

 

頑張って努力する自分

 

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私の師匠は、ちゃんと見抜いていて、

 

こう言葉をかけてくれました。

 

 

 

いろんな感情や思いが嵐のようにあっても

 

ひとつ、枠の外から自分をみましょう。昌子さん。

 

 

 

ヨガは、身体より

 

ココロの鍛練です。

 

 

 

帰り道、ポロポロ泣いたら

 

スッキリしました。

 

 

今なら、登れるかな?

 

 

 

富士山みたいなツルツルの石の山に。😃

 

 

 

あの頃の記憶が、

 

浄化されました。