空港のチェックインで車椅子を預けると
日本もですけど、
タイでも、人と車椅子に交換されます。
そして、全てファーストクラスラインを
通ります。
我が家の場合は、子連れなのでありがたい。
そして、サポーターさんは、
ゲートまで送ります!
と言って、絶対に、私達をフリーにさせない。
これは国民性か?めちゃくちゃ謎。
そんで、お土産ショップでは、
サポーターさんが笑いながら
車椅子を押してくれる。
ウープって言葉が可愛いよね。
通路が狭いから、全然通れなくて、
サポーターさん爆笑してる。
私が全然お土産を選べないから、
味見をしろと指してくれる。
私が手で取り、美味しいね。これ買う。
とフレーバー悩んでいて、んーチーズかな〜
というと、サポーターさん、
お、じゃあ、チーズと言って、タッパーの
蓋を開けてくれる。
私がまた手を伸ばすと、ノンノン、
と言ってトングで取り出してくれる。
おい、トングあるなら、
最初からトングで取ってくれよ。
と突っ込みたくなり、
サポーターさんも若干戸惑う。
とにかく美味しいから。これでよい。
お土産はそれなりに買って、そんで
まだ30分以上時間あるからラウンジか
カフェに行きたいと言うと、
ラウンジ…カードラウンジ〜?となり、
そんなもん無いよなうんうん。
じゃ、カフェ行くよ。
で近いカフェに向かう。
一つ目。ハイテーブルしか無いよ。
二つ目普通のレストラン。
そこで椅子に座り、
サポーターさん、じゃ、
僕9時に戻りますねと言って、
車椅子と共に消える。
え、なにこのサービス…
レストランではコーヒーと
オレンジジュースを頼む。
あとフライドポテト。
写真がスパイシーな感じだったから、
ノンスパイスで!と
頼むと、いや、ノンスパイスですと言うので
じゃ、それね。
チーズとかいる?と聞かれ、いや、いらん!
と返す。
基本的には、
タイでミスオーダー全くありませんでした。
これはすごいことだよ。
注文も確認してくれる。
英語が通じるのって、
国民の教育レベルの高さを感じる。
本当に。
そして、9時になったら約束通り、
車椅子と彼が現れる。
私を乗せて、ゲートに向かう。
じゃ、そのまま先に搭乗しますよ。
と言われる。ん、トイレ行きたい。と言うと、
少しだけ、溜息をつかれ、
トイレに急いで案内してくれる。
ゲートのトイレは開戸で、私の出入りで
足を使って扉を上手に押さえてくれる。
急いで用を足し、ファーストクラスラインで
入口まで送ってくれます。
段差のところで私が立つと
彼はふっと消えました。
お礼も言えなかった。
当たり前のことをじゃないのにね。
これがオモテナシですよね。
搭乗したところで
仕事の電話がナチュラルにかかってくる…
焦って上司に今から帰国します!
日本に着いたらすぐ仕事します!
と宣言し、機内モードにする。
病後初めての海外でしたが、
思っていたよりなんとかなることがわかり、
とても楽しかったです。
ハイライズばかりの街でしたが、
道路側に空地が少なく、NY的というか
やっぱり、日本と違う。
外装は取って付けたデザインも多く、
それがまた力強く感じる。
この国はまだ飛べますと言われているような。
なんでもできる力とは、
どのように身に付けるのでしょうかね?