「マジ良かった、チョー泣けた

絶対読んで、今読んで」

 

そう言いながら半月前に

娘から手渡された

 

「52ヘルツのクジラたち」

町田そのこ

 


 

今日やっと読みました。

 

娘の言う通り、読んでよかった。

(⋈◍>◡<◍)。✧♡

 

今こそドンピシャ

読みたい本でした✨

 

 

DV

毒親

幼児虐待

ネグレクト

ヤングケアラー

トランスジェンダー

etc.

 

描かれているテーマが

どれをとっても重すぎて

 

読み進めるのが

辛いところもあったけど

 

登場人物が魅力的で

情景描写が巧みだから

 

映画を観ているようで

物語の中に引き込まれ

 

舞台が所縁のある九州

 

叙情豊かな大分の海辺の町や

 

小倉、別府だったこともあり

 

すっかり本の中の世界に

浸れました(^.^)/~~~

 

 

普通のクジラと

声の高さ(周波数)が違うため

 

懸命に歌っても

仲間に気づかれずに

 

孤独に彷徨う

52ヘルツのクジラのように

 

絶望の淵で誰にも気づかれず

苦しんで生きている人々を描いた物語。

 

 

苦しみと諦めの中でも

声なき声を上げ続けること

 

その力ない小さな

か弱い声を聴きとろうとすること

 

彼らを過酷な現実生活から救い出すこと

 

本当に分かり合える唯一無二の存在

魂の番(つがい)を見つけ出すこと

 

 

そんなとてつもなく困難だけど

諦めたくない大切なことを描いた

 

どうしようもない絶望の中に

微かな希望が見いだせる

 

心を強く優しくしてくれる一冊

 

 

先日観た映画

 

草彅剛さん

「ミッドナイトスワン」

思い出しました。

 

大切な人の声

 

聴いて欲しいし

聴きたいですね(^_-)-☆