母の愛子さんと娘の朱里の

共通の趣味は書道

 

家には二人が書いた習字が

至る所に落ちてます。

 

これはピアノの上にホコリを

かぶって置いてあったもの

今朝見つけました。

 

二人らしさが出ていてイイな♡

 

 

本の巻頭ページには

二人の作品を載せてもらいました。

 

「天女羽衣」と難しい字の2枚

波留 愛子

名前が書いてあるものが母の作品

 

「愛別離苦」「百花繚乱」

「自由奔放」「竹馬の友」

「感謝」の5枚

名無しのものが朱里の作品。

 

二人の競演、好評です。

 

本を書こうと思った時に

真っ先に思いました。

 

「ママの習字を載せなくちゃ」

 

だって、母の作品は

書いては破って、丸めて捨てて

まったく発表する場が無いですから。

 

せいぜい、私が家中に貼ってある

子ども達の作品にこっそり混ぜて

貼っちゃうくらい。

 

それですら

「やめてちょうだい、恥ずかしい

おばあちゃん下手くそだからやめてよ」

 

 

母は3年前に書道を始めました。

 

子供達4人は小学生の時

7軒隣の書道教室に通っていて

 

優しく厳しい先生に、まとめて

お世話になりました。

 

末娘の朱里だけは

特待生になるまで通い続け

今も時々楽しんで書いてます。

 

そんな朱里に触発されて

 

「おばあちゃんもお習字やろうかしら?」

 

80過ぎての手習いです。

元来、凝り性、負けず嫌い

熱心さは誰にも負けません。

 

お習字の先生が体調を崩されるまで

1年間通いましたが、あとは自己流。

 

子ども達の持っているお手本や

教本を見ながら、書き続ける毎日

 

来る日も来る日も、1日5時間

机の前にすくっと立って書くんです。

 

「ママ、ボケちゃった?」

ちょっと心配になるくらい

書いてました。この前まで

 

さすがに、最近は立っているのが

しんどくて、腕も上がらなくて

ずっと書けない日々が続いてました。

 

でも昨日、夜も10時も回ったころに

ダイニングテーブルにやってきて

 

「ここで書いてもイイかしら?

高さがちょうどよさそうだわ」

 

どうぞどうぞ好きなだけ

お習字が書けるかどうかは

母の健康のバロメーター

 

「もうフラフラよ、死にそうよ」

 

そういう割には、しっかりしたもの。

 

「ママ、今度私にお習字教えてね」

 

これまた何て書いてあるか

わかりませんが、とってもステキ

 

やっぱり私もお習字始めよっと。

 

母のお習字を書く毎日は

「一生懸命」 母

エッセイの中に書きました。

 

二人の作品と合わせて

是非ご覧ください。