第一部は

   「養育家庭の体験報告」です。


・都内には様々な理由で親と一緒に暮らすことの

できない子どもが約4,000人いるそうです。


・この子どもたちが、実の親の代わりに

家庭的な環境で生活できるように

養子縁組をしない「里親」(養育家庭)制度があります。



平成25年度に開催された「里親」の体験一例を

抜粋しご紹介いたします。

(皆さまに里親制度を理解し、普及啓発の

一助になってくだされば、ありがたく思います)



里母の体験



幼稚園で20年ほど働く。


その中で、児童養護施設の子ども5人が

自分の担当クラスに入園。



その子どもたちから教わったことは、

心と体が育つ大事な幼児期に、

不安定な状況におかれたり、

特定の大人との愛着関係がつくれないと、

人に受け入れずづらい行動をとってしまったり、

愛されづらい行動をとってしまう事を実感。


その中で、一人の子どもを大事に育てたいと思い 

1歳6ヶ月の子どもを養育。

初めは泣いて泣いて辛そうだった。


結婚20年目に里子として来てくれた。

両親、きょうだい、めい、隣近所の方々も

みんながその子の成長を喜んでくれ

夫婦のきずなも深まった気がする。


ご飯を食べて、いっぱい遊んで、昼寝をして

風呂に入って、歯磨きをしてねる・・・

あたりまえの生活。



3歳になったばかりの子。

今は思い切り楽しんで、大変な時が来ても

一緒に乗り越えていかれる力を育んでいきたい。と



感動的な体験でした。

港区でも児童虐待が年々増加しています。

どうして、そうなるのだろう・・・

心が痛みますカゼ汗汗



他人が傷つくことはやらない。

お互いが良いところを見て共助できる

関係を作りたい・・・そんなこと思いながら

講演会を後にしました。