途中まで行くと、先頭に立った牧師の奥さんが
「もろびとこぞりて 迎えまつれ」と、歌いだすとみんな声を張り上げて歌いました。
教会には、もうかなり大勢集まっていました。
入口で、大人も子供も紙袋に入ったお菓子を一ツずつもらいました。
会堂の真ん中に、大きなもみの木にローソクに火がついて、みんなで作ったサンタクロースや、家やトナカイや十字架が下がっていました。
その根元に、子供たちがもらうクリスマスのプレゼントがたくさん置いてありました。
椅子をまわりに置いて、お母さんたちが腰かけて、子供たちは幼稚科の子供を前にしてゴザの上に座りました。
舞台の上は、白い壁に広い野原に馬小屋があって、星が輝いている画が張ってありました。
先生方が、一生懸命描いたのでしょう。