「くださいな」と、私は云いました。
「何を上げますか?」と聞かれ、
「おせんべいを、ください」
「何枚あげますか」
「十枚」と私が云うと、
おばさんが「甘いのと、からいのとまぜてあげましょうか?」と云いました。
おばさんは、一枚五厘のおせんべいを、四角くてお醤油の味のと、桜の花の形をしてお砂糖が白くついているのと、十枚づつ白い袋に入れてくれました。
外に出て、文ちゃんに「ほら、こんなにいい袋よ」と云うと、文ちゃんは、「その袋なら、かなりトンボが入るね」と云いました。
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