2/10、11と白寿ホールで日本バッハコンクール 中学生A部門(課題曲 インベンション)の審査に携わった。


備忘録的に気になったこと


中学生の中でもピアノを趣味として学んでいる方が多い部門だったと思う。それでもこうしてバッハでコンクールにチャレンジするのは本当に素晴らしい。

中学生は勉強や部活動に時間を取られる時期。

ピアノを弾く時間をうまく作ってこうしてコンクールの日を迎えたと思う。

皆さんよく練習されていて、それぞれの思うバッハを拝聴。

そのそれぞれが思うバッハは、個性あるバッハ とも言い換えられるのだけど、個性も大事にしながら、バッハに近づきたい。

気になったこと

まずテンポ設定。

よく指が回るけど、喋りきれていないテンポ。表現しきれないテンポの方が何人か。。。

バッハの時代はもっと時間がゆったりと進んでいたはず。現代人のようにせかせかしていなかったはず。


アーティキュレーションは大切に表現したい。

それによって音楽のリズムが生きてくる


休符も音楽!音の長さも意識したい


バロック音楽に合った表情は?

歌うけどどう歌えばいい?

中ぶくらみの表現は、ロマン的になる恐れがある


テクニック的なことで、まずは指でしゃべろう

指がきちんと動いて発音しよう

腕 手首の無駄な動きが多いと音楽がボケてしまう


などなど


日頃のレッスンの心得のつもりで書いてみた。

バッハはやはり素晴らしい

短い2ページの音楽にもきちんと起承転結がある。

改めてバッハの魅力を感じた2日間だった。