子供の頃からファンでした。練習している曲の色々なCDを買って聴く。。そしてやっぱりアルゲリッチいいなあこう弾きたいなあと常にアルゲリッチの演奏を聴いていました。

なかなか生の演奏を聞く機会がなかったのですが

一昨日念願かなって!


この日はアルゲリッチの81歳のお誕生日

メモリアルデイに体験できたことにも感動

プログラム


そして

アルゲリッチのソロとアンコール曲


アルゲリッチが大病したこと

極度の緊張からソロのリサイタルをやめたことなどを聞いていましたが

アルゲリッチは常に進化している!そう思えたひととき 本当に幸せなひとときでした。

サントリーホールは大きすぎて、ピアノのコンサートには合わないと思っていたのですが、、、アルゲリッチの奏でる音色は温かく、常に寄り添うように語りかける。そしてフォルテでも空気を包み込むような温かさ!そしてオーケストラの響きが聴こえてくるような音色!

フーガでは立体的に幾重にも重なった旋律が自由に語る。

クレーメルのヴァイオリンとの雄弁な対話

時に積極的に音楽をひっぱり、スケールの大きな枠を提示


ソロでは

シューマンの母の温かさ

バッハでは多くの楽器の絡みが聞こえて来て

スカルラッティの鮮やかさにはノックアウト!


ショスタコは ピアノがオーケストラだった。。。

そして

茶目っ気たっぷりなクレーメルとチェリスト(彼女 若いのに素晴らしい音楽家❣️)によるhappy birth day!!!

プログラムノートに書かれているように


このウクライナ侵攻を受けての祈り

ユダヤ人作曲家でナチスによる迫害を受けたヴァインベルグの作品 共産主義国家に翻弄されたショスタコヴィチ

困難に音楽で立ち向かう 音楽が人々の心を救う、何かそんな想いを感じるような考え抜かれたプログラム

忘れられないコンサート。