一昨年の映画
主演の女優さんが母のピアノのお弟子さんであったこともあって、彼女のお母様から試写会へご招待いただいていた。
その宣伝も兼ねてよくテレビにも彼女は出ていて、
ピアノとの思い出も語ってくれていて懐かしく思いながら、素敵になった彼女を見ていた。
試写会は残念ながら日程が合わず、でもいつか観たいと思っていた映画
先に原作を読んでピアノコンクールの様子がリアルに描写され、まるでコンテスタントの音楽が聴こえてくるよう。。
天才と呼ばれる人にも多くの葛藤があり、その震えるような心に寄り添って読んだ。
映画の方はそのままになっていたのだけど、
ようやく先日、アマゾンプライムでみることが出来た。
母の死で挫折を味わい、ステージを投げ出した過去を背負い、復帰を目指してコンクールに臨む、その中で、恐怖から逃げ出したい自分と昔母と一緒に音を愛しんだ光景が交錯する。
周りのコンテスタントも多くのバックグラウンドを抱えている。天才少年 昔の幼馴染、家族を抱えてもなお向上心を持って臨む男性。。。
(この辺の詳しいことはかなり省略されていて、原作の記憶を辿る)
そして誰もが音楽が好き、ピアノが好き、その単純なことに気がついて、ステージに踏み出していく。
mちゃんのその感情の変化が心に響く。
また熱演している姿の上手なこと!
演奏は若手ピアニストの競演の如く、聴きごたえのある名演。引き込まれた。
だけど。。。
どうして最終本選会オーケストラとの共演では
バルトーク、プロコフィエフ、ラフマニノフのような超難曲 現代曲が選曲されてしまうのだろう。。
映えるのはわかるのだけど、もっと芸術性のある曲とも向き合うコンテスタントもいてもいいのでは??と現実的な感想も。
そしてこの手の映画では、やはりのだめカンタービレが1番いいと思ってしまった。
出てくる人物みんなが温かい。
蜜蜂と遠雷に出てくるコンテスタントをサポートするはずの指揮者 オケの団員 審査員 スタッフ、、、
若い音楽家をサポートする心がもう少し見えてくるといいのになあとも思った。
だけどアマゾンプライム 便利でありがたい❣️
紅白の梅が咲き始めている
春はもうすぐ!