日に日に湿気が増えてきております
本日は上半期の締めくくりの日
 

気温はさほど高くないので

朝から窓を開けていましたが

午後は雨も降り始め、途中でドライに切り替えて

おうちのなかで過ごしました

 

今日はちょっと真面目な中医学から見た

この時期ならではの カラダのお話を・・・

 

このブログをずっと読んでくださっている方はご存じでしょうが

私の体質はめっきり「湿気」に弱いので

湿気が増えてくると 体調に変化が出てくるので要注意なのです(涙)

 

とはいえ、自分のカラダの特徴を知って 

予め養生できることは

カラダへの負担も自分自身の心地よさも違ってきますよね~

 

中医学(漢方)の世界では

自然界における

「風・寒・暑・湿・燥・熱(火)」の気候変化を六氣または主氣といいます

 

風が強くなる時期もあれば

寒さが強くなる時期もあり

暑さがピークになる時期もあれば

湿気が強まる時期もある・・・などなど

 

どれも 自然界におこることで

私たちは それらとうまく共存して日々過ごしています

 

ただ、この「六氣」もね

人の体に影響を与えることがあります

 

このことを中医学の世界では

外から入る邪気として「外邪」=がいじゃと言い

もう少し専門的用語だと

これらを纏めて「六淫」=ろくいんと言います

 

1つ1つは邪気だととらえるので

この時期だと「湿邪」にやられてると表現することができるということです

 

これらの「邪気」は季節によって

あるのが当たり前と捉えられる自然現象ですが

あたりまえの範疇の中で増えたり減ったりはしてはいるのですが

当たり前の範疇を超えてくると

お天気予報の世界では 「異常気象」と言われます

 

その範囲以上に強くなりすぎたり、弱くなりすぎたり、

本来弱い時に強くなったりすると異常気象になってしまうわけです

 

例えば夏なのに急に寒くなったり、ずっと温かい冬だったりとか…

 

現在増えている「湿邪」も

人のよって感じ方は変わります

私のように 感じやすい人もいれば 感じにくい人もいます

 

感じやすい人は その季節に弱いという風に

捉えられると それを活かした養生生活に気を付ける

というのが 中医学(漢方)の世界での養生法

 

「湿邪」は一般的にカラダの上下でいうと

下の方に症状がでるという特性があり

主に 消化機能との関連性があると言われています

中医学の世界で 消化機能を表す

臓器は「脾」と表現されますので 覚えておくとよいかもしれません

 

人の体の経絡を表すのにも

これらの臓器は使われるので

「脾経」というと 湿邪との関連性を頭に思い浮かべるといいですよ

 

湿気を感じると

べたべたするなぁ・・・と感じると思うのですが

表現するとすれば粘着質で重たい邪気かなと思います

 

湿邪の影響を受けてくると

カラダが重たーく感じで だるくなる

べたべたと湿気はカラダにはりついてくるので

歩き回ってないのに、足がむくんできたり

お腹の調子がいまいち安定せず 便の状態が緩くなりがち

 

中医学でいう「脾」は水回りなどを整える役目

胃と腸両方に関係があります

 

では「湿邪」によって「脾」の働きがおかしくなると

どんなことがカラダに起きるでしょう?

上の下線を引いた以外の症状だと

 

食欲センサーが悪くなります

 

お腹が減っているのか

お腹がいっぱいなのか いつもよりわかりづらくなります

 

ですので、お腹が減っていないと言いつつも

食べてしまうことがあると思います

それから比較的甘いものが欲しくなります

で、食後もおもだるくて 横になりたくなる

 

ここまでで 心当たりある人はいませんか?

 

私は はーい!と手を挙げておきます(苦笑)

最近 「湿邪」に、じりじりやられて 日々そんな感じです

 

もし、私と同じように感じている人は

この時期ならではの「湿邪」の影響を受けているのかもしれません

 

あまり食べないのがいちばん良いのですが

食欲センサーが悪くなっているので 

そこのコントロールがうまくしづらいのですが

 

できるだけ氣をつけてみてくださいね

 

あ~~ カラダの中の

「湿邪」を追い出したい・・・・

 

ということで 今日は

お家にいましたのでお灸をしてみました

 

人にもよりますが

案外 「湿邪」にお灸は効くように思います

 

おうちでできるお灸は長年

せんねん灸さんの

火をつかわないお灸を使っています

 

私はいつも30個入りを買います

 

初めて使う人は このお試しサイズがおすすめ

 

匂いも出ないし火も使わないので

安心で安全です

あと お灸している時でも動けるのが最大の利点!!

 

私の過去講座でも使い方を説明して

一緒に貼りながら受講していただいたこともあり

皆さん 意外な手軽さに驚いていましたよ~♪

 

 


ただ、たまーに ↑このようなタイプ

お灸の香り自体にも癒されい時には

けむりが出ないタイプではありますが

こちらのタイプも使います 

写真のはアロマきゅう

 

初めての方はこの小さなパックが良いかも

 

 

 

こちら↓も よく使います お灸の温熱の強さはソフトタイプです

 

 

 

ちょっと足の写真は汚すぎるので

手の上に乗せてみましたが

腕の毛穴が怖いので加工しました(笑)

 

今日は朝起きた時から

とにかく体が重い・・・

実は数日前から下半身がだるくて仕方ないのです

それと 足のスネが痛い

 

「湿邪」に完全にやられてるわ~ということで

午後はのんびり良いお灸の時間となりました

 

案外?意外かもしれませんが

脾経と胃経ってどこにあるのかというと

足の前面にあります


胃腸なのに足にあるんかい?の

思われるかもしれませんが

そーなんです

 

だから 私の足のスネはダルイ・・・

胃経は足の前面の外側

脾経は足の前面の内側

 

どちらかというと 

今日は外側「胃経」の方がダルイ

カラダの中に「湿邪」が入ると

私はこの辺が たまに「つる」感覚にすらなるんですよ・・・

 

お灸は脾経と胃経を混ぜてしてみました

「陰陵泉」「豊隆」「足三里」 

この3つに お灸をしてみましたよ

 

「陰陵泉」は足の脛の骨の内側に沿っていって

まっすぐなぞるようにしていくと、膝の下の方で凹んだところで指が止まると思います

探してみてください

私は ここが 指でなぞったら激痛でした(涙)

 

「豊隆」は脛の外側で盛り上がっている

筋肉の途中にあります

前脛骨筋と言って 

足の膝下にある骨の中の位置でいうと

ちょうど膝と足首の中間ぐらいなのですが  

くぼみもないのでわかりにくいかも

 

ただ、ツボって目安です


自分でお灸をするときは 

上下にさすっていきながら

筋肉が固いな~とか 

張ってるな~というところがそうだと思います

 

「足三里」はわかりやすいツボ

前脛骨筋でいうと真ん中あたり、さすりながら一番膨らんでいるところ見つけてみてください

そのまま縦に膝方向になぞるようにしていくと、凹みがあって指がすっと止まるところ

 

セルフお灸効果で

心なしか 少し楽になった氣はするのですが

だいたい マッサージもお灸も

翌日に効果がでる体質なので

今日はお風呂にのんびり入って 

ゆっくり眠りたいと思います