近藤まさ子です
午前中は長男通所施設の家族会へ
環境衛生や町の安全対策等のご要望も頂きました
午後よりニュースのお届けへ
アジア系外国人の方々が不動産を買っている現実
中性脂肪を下げるのはそばの実が一番よ等健康談義
難病の我が子を残して死ねないという親御さん
等々、今日も様々な情報やご意見ご相談を頂きました
その後、控室にて区民相談対応事務作業
そして、夜は待ちに待った『障害児・者を支援している人への研修』
障がい者はどこまで配慮を要求できるのか
その要求は正当なのかわがままなのか
支援者にとっては配慮なのか虐待なのか
まさ子が公私ともに突き付けられている問題だからです
日本福祉大学 綿祐二教授のお話に大満足したまさ子です
綿教授は第4子で生まれたが、両親、上の兄姉3人すべてが障がい者で、6人家族で唯一障がい者でなかったのが教授こうした環境下での障がい観は特殊なものでした
33年前に施設を作り始めてからこれまで25施設、利用者は4か月の乳児から80代の高齢者まで約500人という社会福祉法人の理事長でもある教授現場で直面する課題対応の難しさはかなり説得力あり
例えば、こうした障がい者への対応は◎×
好き嫌いが多い場合、無理して食べさせない
薬を嫌がる場合、ご飯に混ぜで服用させる
体を常に引っ掻く人にミトンをはめる
入浴嫌いの場合、ストレッチャーで拘束して入浴させる
逃避癖のある人へ外出時にリードをつける又GPSチップを埋め込む
食欲には食事介助で対応、性欲には性的支援を行う
その他、昨年のデータでは出生前診断で異常があった場合に94%が中絶している現実ダウン症児が減っているとも
参加者も全員が考えました
障害者権利条約第2条には・・・
「合理的配慮」とは、障害者が他の者との平等を基礎として全ての人権及び基本的自由を享有し、又は行使することを確保するための必要かつ適当な変更及び調整であって、特定の場合において必要とされるものであり、かつ、均衡を失した又は過度の負担を課さないものをいう。
合理性とは道理や理屈にかなっていること、つまり多くの人が納得できること
身体拘束が緊急やむを得ない場合とは・・・
切迫性、非代替性、一時性の3要件を満たす場合
障がい者の要望にすべて応えることが合理的配慮ではない
点字ブロックは視覚障がい者には必要だが、身体障がい者には困る場合もあるスロープは逆ほどほどの配慮で、譲り合いも必要
最後に綿教授の一言が胸に響きました
障がいの我が子を残して死ねない
先に死んでくれたらほっとする
親御さんにそんなことを言わせてしまう社会であってはいけない
親が先に死ぬのが当たり前
重要なる他者の存在が必要なのです
講演終了後、教授に性支援の詳細を伺い、名刺交換
2時間のお話があっという間で、大変に勉強になりました