近藤まさ子です
午前中は港区地域公共交通会議
台場シャトルバス について
ちぃバスアンケート結果 について
午後は区議会だより編集委員会
夕方は地域懇談会のお知らせを兼ねてご挨拶
そして、夜は、聴覚障がい理解のための講演会
演者は早瀬憲太郎さん
奥様は、聴覚障がい者初の薬剤師となった早瀬久美さん
早瀬憲太郎さんは交通事故で先週退院したばかり、
右手が使えず、左手だけの手話で訴える
奥様もサポートを兼ねてご一緒でした
両手で手話ができず、左手を動かすたびに右手が痛む、思いを伝えるのも一苦労、聴覚障がい者にとって手の後遺症は、コミュニケーションツールの喪失にも通じるが、その点の補償が認めてもらえない。
生まれた時から音のない世界にいることが普通だった。自分が聴覚障がいがあると理解したのは、中学生の頃。手話で思いも伝えられたので、困ったことは無い。
買い物をするとき、「筆談ができます」と伝えると、面倒臭そうな顔をされる。筆談が面倒なのは、こちらも同じなのだが。
東北の聴覚障がいの被災者は、「情報が行き渡らず大変苦労している」と言われるが、情報を流していること自体もわからない。一番辛いのは、地域で理解の輪を広げてきたが、深めてきた絆が一瞬にして失われてしまったこと。
聴覚障がい者の考え方も様々、障がいを理解してもらって共生を考える人、障がいを表に出さないで同化しようとする人。自分は神様から与えられた使命と捉え、聞こえないということが理解できる社会に変えていきたいと思っている。
早瀬憲太郎さん久美さん、とっても魅力的でエネルギッシュなご夫妻でした
憲太郎さんは、都立大塚ろう学校講師、また、「ろうによるろう児のためのろう教育」を掲げて１９９７年に設立された非営利団体「スマイルフリースクール」の理事長も務めています。
音のない世界の人たちは、どんな感じなんだろう
と思っていました。
早瀬さんは、聴覚障害、耳が不自由、『害』『不』 という字を好みません。その理由が解ったような気がしました