次の日、

 

相談APOが入っていないので、約束通り飛び込み営業へ行くことに。

 

 

飛び込み営業に行くと「名刺交換ノルマ」が発生する。

 

毎日がノルマを抱えた日々なので、正直胃が痛くてしょうがない。

 

上司ににらみを利かされてた状態での電話営業もしんどいが、

 

ノルマがないのでまだましかもしれない。

 

 

申込をもらっているお客さんを抱えているとはいえ、まだ確実に契約まで行けるかどうか確約はない。

 

「まずは初契約を!」

 

という話だが、続けていかなければ給料UPどころか下がってしまう。

 

 

もともと、短期間でたくさん稼ぎたかったから給料が一番高い会社に入ったのにもかかわらず、

 

商談APO取得でもたついている状態。

 

だが、精神的には契約よりも、日々のノルマをこなすことで精いっぱいな状態だった。

 

 

入社して4か月、5か月経過して周りを見てみると、

 

なんと同期はほぼ半分になっていた。

 

半分が退職していたのだ。

 

なかには契約を上げたのにやめたヤツもいた。

 

「どういうことだ?」

 

契約を上げられないからやめるのは、一度決めたことから逃げるのと同じ。

 

しかし、成果を出したのにやめるというのは、どんな心情なのか。

 

しばらく頭の中でこの疑問がぐるぐる回っていたが、

 

考えているだけでノルマを達成する時間が無くなってしまうので、足を動かして会社を後にした。