入社式のあと、場の流れから一部の同期で親睦会をすることに。
時間が早かったためいったん帰宅し、普段着に着替えてから集合ということに。
その場のノリで集まった、男女6~7人で懇親会をすることになる。
なぜか場所は、月島。
普段着に着替えて、都営地下鉄大江戸線で月島へ。
集合場所は、月島といえば、もんじゃ焼き居酒屋。
関西ではほぼなじみのないもんじゃ焼き。
もんじゃ焼きも気になるところだが、これから一緒多くの時間を共有するであろう同期のキャラクターの方が、正直気になるところ。
「営業部配属」「不動産」「新規開拓営業」というタグ通り、それなりに体育会系でイケイケのメンバーが集まっていることが想像できるが、
そのレベルは、予想以上だった。
スポーツで名をはせている大学の〇〇部レギュラーで全国ベスト2位~4位という経歴、
ジャンルは違えど、日本国内で最上級クラスの成果を出してきた、「体育会系のエリート」がゴロゴロいる状態。
採用担当者が元プロ野球選手だという事もあってのことか。
一通り乾杯用のビールとアテのもんじゃ焼きをオーダーする。
ビールが来る間も、ノリよく場を仕切るヤツだらけで、もともと話下手な僕は、完全に引いた状態だった。
ビールが来たので乾杯をし、もんじゃ焼きを焼きながら歓談。
どちらかといえば過去の話よりも、今の事からこれからのことの話をしていた記憶が強い。
みんな1杯目のビールを飲みほしたあたりで、
「次は強めのヤツを行こうよ!」
という声が出てくる。
メンバーの同意を得ることなく、
「このお店で一番アルコール度数の高いお酒は何がありますか?」
と聞かれ、定員さんはつかさず、
「スピリタスがありますよ!」
と。
「じゃあそれで」
という事で、有無をいわさず2敗目は全員スピリタスのオーダーが確定!
「なんでもんじゃ焼きのお店にスピリタスがあるんだよ。」
と思いながらも、空気的に受け入れるしかない状況。
スピリタスというのは、アルコール度数96度のお酒だ。
ニオイをかいでみても、予防接種の時の、あの匂いしかしない。笑
ショットグラスと一緒に、ライム+チェイサーも1人1づつ運ばれてくる。
全員分テーブルにそろった瞬間、
「じゃあ、改めて、乾杯!」
という掛け声がかかり、全員でショットグラスを開け、その後ライムを、
まるで胃の形がわかるような、初めての感覚だった。
その日の後は、そのノリが2~3回ほど繰り返された記憶しか残っていない。
当時の体育会系のノリ、恐るべしと感じるが、このときはまだ序の口だった。