
主に昨年1年間に撮影された写真を対象とするこの世界の報道写真のコンテストは、今年も132の国と地域から6000人近いフォトグラファーが参加し、98,671点から大賞などの受賞作品(9つの部門で53人)が決まりました。その受賞作品を紹介するのが『世界報道写真展2014』なんです!

「世界報道写真大賞」
ジョン・スタンマイヤー、米国、VIIからナショナル・ジオグラフィック誌 2013年2月26日、ジブチ共和国、ジブチ市
アフリカからヨーロッパや中東に向かう移民の通過地点であるジブチで、近隣のソマリアからの安価で微弱な携帯電話の電波を頼りに、祖国に残った家族となんとか連絡を取ろうとする移民たちの切実な思いが見て取れます。技術の進歩で誰もが携帯電話を持てるようになった現在も、さまざまな理由から国を離れざるを得ない人々がいるという現実を突き付けられます。

「スポットニュースの部 単写真1位」
フィリップ・ロペス、フランス、AFP通信社 2013年11月18日、フィリピン、トロサ市
台風30号の生存者達がレイテ島東部のトロサ市で祈りの行進をする。記録的なサイクロンとなった台風30号は、フィリピン中心部を直撃し8千人の死者と行方不明者、400万人以上の避難民を出した。

「演出肖像の部 単写真1位」
ブレント・スタートン、南アフリカ、ゲッティ・イメージズによるルポルタージュ 2013年9月25日、インド西ベンガル州
目が不自由な人のためのヴィヴェーカーナンダ福祉学校の寄宿舎で撮影された、先天性色素欠乏症の男子たち。インドでは数少ない盲学校の一つである。

「自然の部 組写真1位」
スティーブ・ウィンター(米国、ナショナルジオグラフィック誌向け)2013年3月2日、ロサンゼルス、米国
ロサンゼルスのグリフィス公園内を歩くクーガーの姿を、仕掛けカメラがとらえた。ワイオミング州のテトン国立森林保護区の科学者たちは、首につけたGPSと仕掛けカメラによって、クーガーの基本的な行動をもっとよく知り、秘密のベールを暴こうとしている。
『世界報道写真展2014』
会 期: 2014年6月7日 ( 土 ) ~ 8月3日 ( 日 )
休館日:毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は開館し、翌火曜日休館)
料 金:一般 800円/学生 600円/中高生・65歳以上 400円
この写真展は、ヨーロッパやアフリカ、アジア各国など約100会場で1年を通じて開催されるそうです。
ちなみに、日本では・・・
・東京 : 東京都写真美術館、6月7日(土)~8月3日(日)
・大阪 : ハービスHALL、8月12日(火)~8月21日(木)
・埼玉 : イオンレイクタウンkaze、8月24日(日)~9月7日(日)
・埼玉 : イオンレイクタウンkaze、8月24日(日)~9月7日(日)
・京都 : 立命館大学国際平和ミュージアム、9月17日(水)~10月12日(日)
・滋賀 : 立命館大学びわこ・くさつキャンパス、10月14日(火)~10月30日(木)
・大分 : 立命館アジア太平洋大学、11月2日(日)~11月16日(日)
・広島 : イオンモール広島祇園、11月20日(木)~11月30日(日)
・山形 : イオンモール天童、12月4日(木)~12月14日(日)
という会場で開催されます。
あーそうそう、会場の東京都写真美術館は、会期後の9月24日から、大規模改修工事のため約2年間の休館を予定。今回が休館前に訪れる最後の機会かもしれません。
