学校が1日休みだったので、母校の書道の先生に会ってきた。あの頃若かった先生は今も若々しく、まさか62歳とは思わなかった。彼も非常勤講師をはしごした生活を送っていて、2つの私立中高一貫及び2つの大学で教えている。大学は連休中でも授業期間であれば教えなくてはならず、高校で教えている方が自由だなと思った。書道同好会の作品が文化祭で展示されるのを期待していたのに展示がなかったことについて質問すると、「会員が高校3年と中学3年の1名ずつしかおらずできなかった」と言われてしまった。35年ぶりに文化祭に出品できなかったのは、何か時代を感じてしまう。彼が言うには、書道の展覧会は超高齢化していて、62歳の彼が若手になってしまうくらいとか。確かに効率化が重視され、賞状も筆耕に頼まずパソコンで作成する昨今、書道人口は減っているそうだ。私がいるところでは、文化祭で書道パフォーマンスなんかもやっていて人材豊富と思っていたが、そうではないんだな。