偏差値65のとある女子校を第1志望校とする生徒にこの1ヶ月、その場で算数の過去問を解かせてきた。ただ、この4回の得点は芳しくなかった。33-38-43-47。とても合格点には及ばない。1,2番でガンガン間違えまくる。1,2番の勝率が25%以下。このままではまずいので、1ランク下げた過去問を解かせるべきではないかという案まで社員から出たほどだった。ただ、諦めず、第1志望校の過去問を解かせた。ただ、この過去問、実際に解いてみると、今回は特に難しく感じた。だから、低い得点を覚悟していた。

 

制限時間が来て、生徒の答案を採点した。その得点は76点。前回に比べ29点アップ。生徒は大喜びだった。なお、この問題は間違いなく初見である。この過去問は2008年のもので、私はデータとして持っているが、今書店で出ているのは2017年までのものしかないからだ。(もし親がこのデータを持っていたのなら、それは超マニアと見て良い)。

 

成績が上がるのは大体徐々にではない。唐突であることが多い。私もそうだった気がする。ここから過去問の成績が良い状態にできるか、ただのまぐれに終わってしまうのか。前者であることを期待したい。