致死型デルタ型ウイルスの蔓延により、あまり講義をせず、動画を見せるべきだと考えるようになった。いかんせん2m離れているハムスターからハムスターにコロナウイルスが伝わることが証明されたわけだから。それに私自身がコロナに罹患して倒れる可能性もある。そんなときに、動画のストックを作り、聞いてもらうべきなのに。昨年から勤務している学校は既にオンラインに慣れているので、動画を授業内に聴くという意見には賛成だった。

 

ところが、今年で5年目になる学校はオンラインにはあまり慣れていない。それでも高校1年生全員にタブレットを配布するという体制をとった。ロイロノートがダウンロードされている、microsoft streamも使える、これって動画を使えと言っているようなものではないか。ところが、どうも動画授業になじんでもらえない。というのも、IDやパスワードを学校側から配られているのに、それがわからないという生徒が何人もいるからなのだ。生徒によっては「パスワード教えて下さい」と言ってきた。バカヤロー、俺が生徒のパスワード知っていたら問題だっつーの。生徒によっては、対面授業でないとという人も。生徒の考えが古い・・・。

 

流石に私も呆れて、生徒全体にこのように言った。

「このご時世、オンタイムで絶対に授業が聞けるとは限らない。ワクチンを打って副反応が出て授業に出られない生徒が実際に出てきている。また、いつコロナに罹患するかわからない。それは私についても言える。そのために動画授業をやっているのに、あまりにも危機感がないのではないか」

 

学校体制が古いと、生徒もそれに従ってしまう。学校も本気でタブレットを配布するなら、毎日画面を開かせ、常にmicrosoft streamやロイロノートに入れる練習をしろと私は言いたい。