大型連休が明けた。さて、大型連休のときの専任の先生の様子はどうだったのか。いずれにせよ非常勤は暇で、専任の先生はそれより忙しかったというのは間違いないのだが。

 

 私は2つの学校で勤務しているが、結論を言うと、ロイロノートを以前から導入していた学校は出勤率を下げた状態で乗り越えたが、今回急に動いた学校は専任の先生はいつもより長い労働時間だったそうだ。今回のコロナの件で接触8割減を目標としていたが、前者は達成でき、後者は達成できなかった。ロイロノートを導入していた学校については、管理職など数名を除いては出勤せず、一番多いときで出勤9割減できていて、5/3~6は全員休みだった。一方、そうでない学校は、毎日のように出勤、5/1, 2は連続会議、5/3~6も郵送用のプリント印刷、google経由で見せる動画授業の撮影のため出勤といった感じだったそうだ。明らかに明暗が分かれた形だ。

 

 ただ、今回急に動いた学校も、学校として真摯に取りくんでいる様子が、出勤していない非常勤講師によく伝わった。googleチャットを通し質問に対し即座に回答し、時には電話をかけて話してくださった。そして、「すみません、うちの学校はオンラインの体制に遅れているので、いろいろ手間をかけさせまして」という言葉が毎回ついてきた。そして感動したのが、講師全体に対して「今後の授業の進め方に対して質問・意見があったら、提案してください」とシステム課からchatroom経由で募り、それに対して会議で検討され、それに対する回答を発表されたことである。私は遠慮なく質問した。

○現在の生徒の課題提出状況

○今後の出席及び成績のつけかた

○緊急事態宣言解除後のソーシャルディスタンスでの授業の進め方

○受験生への対応

○9月新学期制度が導入された場合の動き

 質問の内容は他の先生も似た感じだったようだが、それに対し1個1個回答されていた。そこについては、オンラインの整備が遅れてるとは言え、この学校の勤務で良かったなと思う。

 

 学校によって対処の仕方は本当に様々で、学校によっては5月11日からオンラインで授業をするのだが、学校に授業時に出勤するよう非常勤講師が言われるということもあるそうだ。しかもオンラインの授業の仕組みについて連休明けに説明するというような泥縄の学校もあるそうで。私は学校の出勤は本当にない。1つの学校は4月初頭にロイロノートの説明で1回出勤したのみ、もう1つの学校についてはかれこれ2ヶ月近く先生の顔を見ていない。

 

 専任の先生、本当に頭が下がります。