7月13日、NHKの生放送番組「うたコン」に出演。
この回は大阪のNHKホールからの生放送だった。
 
11日に行った、京都高台寺のライブは自分でも感動的なライブだったと思える内容だった。その余韻を残したまま、大阪に入った。
 
会場入り後ほどなく、久しぶりに氷川きよしくんに会う。
氷川くんは、福岡から大阪に入ったとのこと。
良かったら食べてくださいと芋ようかんをの差し入れてくれた。
この、優しい心遣い…僕も何か買ってくれば良かったと、反省。
 
『うたコン-第205回 夏!あなたを励ます応援歌』に
Singer Yoshie.N と、ピアニスト堺敦生と、3人で出演した。
 
1曲は「悲しい色やね〜Osaka Bay Blues〜」を堺敦生と僕で演奏し、
そこに氷川くんが参加してくる。
 
そして、2曲目は
「Never give up」という氷川くんのために僕が書いた曲で、
氷川くんがメインヴォーカルで僕ら3人が入っていく。
 
思えば3年前に、氷川くんからの依頼があって曲を書いた。
最初は歌詞を英語で作っていたのだが、氷川くんのひたむきな気持ちに感動をして、
『氷川くん、自分で作詞をやってみれば…』と提案した。
 
聞けば彼はそれまで詞を書いたことがないとのこと…。
以前、氷川くんは「Blues みたいな曲をやりたいんです!」と熱く僕に語ってくれた。
そこから彼の新しい魅力を、引き出せるメロディをと何日も自分に話しかけるように考える。
 
曲が出来上がった。そこから、氷川くんの作詞活動が始まる。
「上手く書こうと思わないで、ありのままの自分、そのままの自分を書けばいい。」と提案してみた。
 
ちょうどこの時、知り合いの子供が七夕🎋の飾りの短冊に、
『宇宙に行けますように。』と書いたことをみて、僕は感動していた。
この子供の純粋な気持ちが今こそとても大切で、
氷川くんにとっても、音楽に対する純粋な気持ちが大切なのではないかと思っていた。
 
何度も、何度も、氷川くんからの詞がメールで送られてくる。
ひたむきな、氷川くんの気持ちを感じる。
そしてタイトルも"My story"から、「Never Give up」に変わった。
この曲は昨年発売された氷川きよし君のアルバム「パピヨン」に収録されている。
僕とYoshie.Nでバックアップコーラスをしている。
そしてその演奏は「上田正樹 R&B Band」のメンバーが務めている。
このアルバムの中でも断然良いグルーヴをしていると僕らは信じている
そして、氷川くんとの共演はステージでもテレビでも初だと思う。
 
そんなことを思い出しながら、リハーサル。
 
「Never Give up」のコーラスをYoshie.Nと僕とでやる。
ピアノは"Osaka bay blues"に続き堺敦生だ。
 
リハーサルも本番も全て時間が限られている生番組なので、
いつもの音楽の自由さや、ストーリーは無い。
 
でも良い音楽をやる、みんなに届ける気持ちを保ちながら、本番を終える。
 
僕は演奏内容はもちろん、ここで氷川くんとYoshie.Nと堺敦生とで演奏できて良かったと思う。
 
※本番終了後舞台袖にて
※ご本人・マネジメントご了承済み