3月25日の柏Studio Wuuから一日おいて、水戸のGirl Talkへ。

ここも本当に久しぶりに訪れた会場。

 

たいぶ前にGirl Talkでライブをやった後、1人のご婦人に『イタリアのシンガーで、Zucchero(ズッケロ)って知ってますか?』と、唐突に言われた。

 

話しを聞いてみるとイタリアで彼のライブに行って、日本に戻られたとのこと。

「はい、良く知っています、イタリアの唯一と言っていいぐらいの R&B的な シンガーですよね!」と答えると、ほころんだご婦人の顔が、とても印象的だった...。

 

その『Girl Talk』でのライブ、フルオープンのアコースティックピアノに寄り添いながら歌う。ピアニストは、もちろん堺敦生でピアノの息づかいが見えるように感じる。

そして、僕を挟んでステージに立つ、Yoshie.NのSoul SingerとしてのAttitudeと彼女の矜持 がとても伝わってくる。

 

今日もオーディエンスの人たちが、暖かく素晴らしい。一音も聴き漏らさないと、熱心に聴いてくれる様子がとても嬉しい。

 

一部の中で『Merry-Go-Round 』というオリジナル曲を久しぶりに歌う。

先ずは僕が「小さな星の下で 大きな夢を抱いていた思い出してごらん 子供の頃のこと…」と歌う。

そしてYoshie.Nが2番を「名誉のためや 国のために 多くの人が旅立った……生まれた時から一つの星さ傷つけあうこと 誰も出来ない」と歌う。

そしてデュエットで、

「みんなで乗ってる大きなメリーゴーラウンド

地球という名の大きなメリーゴーラウンド

Round and Round as we go …

Riding in the Merry-Go-Round …Let’s hope this game never end 」

 

アンコールで「わがまま」を歌う。僕の作ったこの曲に思い入れを持って頂いている方が多くいると聞き、とても嬉しい。

 

アンコールの最後に、地球上で最もポピュラーな曲だと僕は思える『We are the world』を3人で歌う。結構前から演奏している僕のバージョンは、自分で作った日本語の詞を挟んでいる。

「見上げてる 夜空の星から 僕らの生命(いのち)は生まれた

誰もがみんな どこかの誰かと いつも つながってるんだ…

We are the world We are the children 未来に はばたき続けるために

星の数だけ夢と希望が満ちあふれてる地球で…』

Girl Talkへ聴きに来られた、多くのオーディエンスに本当に感謝します。

 

翌日は福島県いわき市の「Bar Queen」の加藤さんの企画で、磐城駅前の映画館『まちポレいわき』の地下での「QUEENライブ」加藤さんとも久しぶりに会った。

元気そうで良かった。今回は6〜7年ぶりぐらいだが、もう20年前ぐらいからライブをやらせてもらっている。いろいろあったと思うが、笑顔で会えるのが嬉しい。

 

「It’s so long since I met you」(出会ってから、ずいぶん経ちましたね…)というヴァースから始まる「Love is a beautiful thing 」という、R&Bの定番のような曲をこれも久しぶりにやってみる。

この日はドボルザークの『家路』(Going Home)をセットリストにいれてみた。

Yoshie.N は、「Good Job 」というSoulfulな曲を切々と、丁寧に歌いあげる。

堺敦生も、今日はElectric PianoとSynthsizerで、前日まであったAcoustic Pianoとはまた違った素晴らしいアプローチをしてくれる。

加藤さんがライブの後に生ギターを弾いてくれた。今まで一度も聴いたことがなかった。

 

人と人は今、密を避けて距離を保って暮らしているが、音楽は地域や環境や国や民族や、文化の違いなどを超えて、人の心と心をつなげていくものなんだと思っています。

音楽こそが、そうならないといけないと確信しています。

上田正樹、Yoshie.N、堺敦生のライブに来てくれた、すべてのみなさんに感謝します。

 

このハードな時期の収束が来たら、ワールドツアーをしたいと思います。

夢は、どんどん広がっていきます。

 

※写真はいずれもいわきでのライブです。