2度めの応募で当たった
夏休みの林間学校
私が小学5年生の時だったかな
市内のいろんな学校の子たちが集まる
2人一口で応募のため
幼馴染の女子とペアになる
朝、母に駅前まで送ってもらい
停車していたバスに乗る
山の麓にある小学校
その日は学校で宿泊
前日からワクワク
学校に着くとすぐに班に分かれる
班ごとにすぐそばの山へ登って
お昼にお弁当
夜は付き添いのお兄さん、お姉さん方と
キャンプファイヤー
マイムマイム、ジェンカ
班ごとに別れて
教室で寝袋で寝る
「教室で寝る」ことが楽しくて
消灯時間すぎても
みんなでヒソヒソ話していた
薄暗い中「コツッ」
誰かの頭とぶつかった
同じ班の違う学校の男子
一緒に話して、居心地よくて…
優しくて目がクリっとして
かっこいい感じの子
朝目覚めた時に
その子から「絶対オレのこと忘れるなよ」
私も「うん」
小学生ながらも好きになった瞬間
林間学校の閉会式があり
みんな元気に
「バイバーイ」と手を振りながら別れて
夏休みの思い出の一つとなった
いつか大人になったら会えるといいな〜と
待ち構えていた
その頃、母に連絡先など聞いたら
何も方法がない と
家の電話番号すらわからない
（家電しか連絡方法がない時代）
もう、終わった
でもこの思い出
学校での宿泊研修や登山などのとき
思い出していたエピソード
どうしてるかなぁ？あの子
