8月6日の午後、岡山県総社市役所へ訪問させて頂きました。
その際、総社市市長室にて片岡聡一市長と懇談をさせて頂きました。
今回の懇談は息子の真輝も同席しました。
この内容については何回に分けて書きたいと思います。


私が総社市という所と、そこの市長である、片岡市長を知ったのは本年4月下旬、facebookの友人が下記の記事を紹介しており、それを拝見したことがキッカケです。


障がい者が自立すれば、みんなが元気になれる
国にNO!を突き付けた岡山県総社市長の戦い(上)
http://toyokeizai.net/articles/-/34321


総社市はこの片岡市長が掲げた障害者1000人雇用を目指し市が一丸となって取り組まれています。
3年前、総社市には、知的、精神、身体に障がいのある方をすべて足すと、3152人の障害者がいました。(手帳発行数)
「18歳から60歳の方のうち、働いてる人はいったい何人だ?」と市長が確認したところ、「180人」と職員が回答。その頃、総社市にいる障害者のうち、18~60歳の人数は1200人ぐらいでした。そこで市長が「働いていない残りの1020人はどこにいるのか?」と確認したところ、障がいを隠して、家でひっそりと暮らしていた人がたくさん居たそうです。
そこで「その残りの1000人を社会に呼び込んで、働いてもらおう、参加してもらおう」と思い、この「1000人を雇用する」ということを市長が率先して取り組んだ政策ということでした。


私はこのコラムを読んで、恥ずかしながら総社市という町を知りませんでした。
人口を確認したところ、僅か6万8千人。


「そんな小さな町に何の産業があり、どういう文化があり、そしてどう雇用しているのか?」を知りたくなり、今回の訪問と片岡市長との懇談に結びつきました。

懇談の4時間前に総社市に入りました。


早々に行った理由は、その総社という町を自分の目で確かめたく、駅前に行ったり、町を見学したりしました。
総社市は、大手自動車部品メーカーの下請け会社があり、それ以外には製パン工場が少し。他には大手チェーン店の飲食店や、大手衣料品店ばかり。地元を支えるような大きな産業はなく、実際に総社市を訪れたところ「田園風景が漂う、自然の町」という感想でした。

総社市のメインの駅である総社駅




「この町で、どうやって障害のある方々の雇用ができるんだろう?」と、さいたま市という政令市に住む私からは疑問ばかりでした。

そして懇談1時間前には総社市役所へ到着。まだ1時間ありましたので、市役所のロビーで真輝を連れて遊びながら、福祉関連の資料や、市役所を見学して時間を潰していました。


そして懇談の前にあることが起きました。これについては次回のブログで。