昨日は大阪から奥進システムの奥脇さん が来られたので東京で懇談しました。
この方は、私がもっとも尊敬し信頼する障害児のオヤジと言っても過言ではありません。
奥脇さんは実際に実践され、様々な体験を身をもってご経験されている方であり、私もその行動に感化され影響されています。そして今では幾多の懇談を重ね、共に共命できる仲である方です。
いつもネットでは交流を重ねていますが、やっぱり直接会って話す事は何倍もの共命があります。

前回は東京へ9月にお越しになりました。
その際には、私が信頼できる友でもある、参議院議員の西田まこと議員にもお会いして頂き、3人で障害者雇用についての懇談もしました。

障害者雇用について懇談
 2011年09月19日
http://ameblo.jp/masaking129/entry-11021938187.html

そして3月には私たち家族が大阪へ訪問した際も、奥脇さんのご家族皆さんで歓迎してくださり、家族同士で交流しました。

奥脇さんは今回、都内で開催される障害者雇用の促進についての研修会に参加されるとのことで東京に来られました。
今回は妻と息子も一緒にお出迎えしました。

このブログでは何度も奥脇さんの紹介をしていますが改めて・・・。
大阪市にある奥進システム社 は有限会社という小規模で、社員が7名という零細企業(例えが失礼ですが)でありながら、その社員7名のうち、5名が障害者を雇用して運営している企業です。
障害も様々であり、身体・精神障害も居て、またその5名の障害者のうち2名が重度障害で診断されている方です。

特例子会社でもなく、そして大手企業でもない、どこにでもある小規模な会社で社員の80%以上が障害者であり、そのような方々へ自らの会社を活用し自立支援を促している会社です。

奥進システムさんはIT系の開発会社。
代表的なシステムとしてはインターネット上で管理できるサポートブックの「うえぶサポ」 です。

うぇぶサポに関して簡単に説明すると、障害者の場合、デイサービスや学校、そして医療などに関わった場合、その障害特性を様々記録紙に書いて各機関へ提出する必要があります。
その度に似たようなフォーマットを何度も何度も書いた経験がある方も多いと思いますが、このうえぶサポに氏名、年齢、所在地、家族構成、かかりつけの医療機関、担当医、障害特性など様々な情報を入力して保存しておくだけで、必要な情報だけ抽出して、フォーマットにプリントアウトできるという優れものです。

実際に、大阪新聞を始め様々な報道機関でも紹介されています。
http://www.okushin.co.jp/okushin/pdf/news20120501.pdf

詳しくはうぇぶサポのホームページをご覧下さい。
http://www.support-book.jp/

奥脇さんと私は、年齢も違えば、住んでいる地域も関東と関西生活圏も全く異なる間柄ですが、唯一共通している事は「発達障害児の息子を抱えるオヤジ」ということです。

その立場から、オヤジとして将来の我が子らの自立支援について多岐に渉り意見交換しました。
やはり自立するには協力者が必要。
協力者とは、その子ども達が自立する為の協力をしてくれる人たちです。
では自立とは?という事で考えると、このブログでも何度も何度も書いていますが就労(働くこと)です。
就労支援は、自立に繋がり、自立できれば我が子らは、生まれてきた活きる喜びを味わうことが出来ます。

これについて奥脇さんとは幾度となく懇談しています。
そして今回の懇談もアッという間に5時間も経ってしまいました。
それでも話は尽きず「また必ず時間を設けてお会いしましょう!」ということで別れました。

やはり同じ視点で、同じ方向を見て、真剣に語り合うことは自分にとってもまた新しい意識の向上ができます。
それ以外にも家族でお付き合いしていることで、お互いの家族の話をして、悩みを話して解決方法を見つけて、そしてまた新たに出発する気持ちになれる。
こういう仲間たちと巡り会えたことも、また息子の障害があったからこそ、縁があり出会いがあったと感じました。