裕の車は,病院の裏手にあるコインパーキングに泊まっており,それに乗り込んで自宅へ向かう。
病院へ駆けつけてくれた親戚達も,おのおの車に乗って家に一端帰ることとした。
車内で裕に朝からの状況や,舞を発見した時の状況を話した。
どんな話をしたかはっきりとは覚えてないが,気持ちが落ち着いたり,悲しみがこみ上げてきたりと感情の起伏が大きすぎてえらく疲れた事は覚えている。
家に帰り着くと,警察がもう到着していた。
急いで車を降りて玄関のドアを開けると,舞を二階から下ろす際に通路を確保する為に物を色々とどかしていので,かなり散らかっていた。
玄関に入ると猫のツキとスイとアメが玄関に向かいに来てくれたてた。
目が合うと,悲しそうな目をしているように見えた。
猫の目は感情を写すというけど,本当だなと思った。
警察が玄関に入ってきたので,猫を跨いで二階に警察を案内した。
警察は2名できており,1名はカメラを持っていた。
舞が無くなったベットは,朝の状態と変わっておらず,それを指さしながら状況を説明をした。
説明しながら,うつぶせに顔を付けていた枕をみるとシミが付いてはいたが,やはり血痕などは無かった。
もしかしたら何度も夜中に隣の部屋の自分にむけて助けを求めていたんじゃなかったのか・・・・
一人でモガイていたんじゃないのか・・・という思いが過った。
朝に見た寝姿は,鮮明に頭の中に残っており,その映像と堂々巡りする思いで,また泣けてきた。